ポケットティッシュを君に花粉の季節
どうやら中也は花粉症の様だ
最初はからかっていたが、何やら本気で辛そうなちゅやに太宰は少しほんのすこーしだけ気の毒になる。
その夜から太宰は1人隠れてコソコソ何かを作ってる様だった。
特に気にしなかった中也、ある朝渡されたのは…
「マスク…」
「そう…だけど」
黒色のマスクに赤い椿が刺繍されたワンポイントマスク。
「最近なんかやってんなーとは思ってたけど…へぇ」
「な、なんだい」
「否、何も…っくしゅん」
話の途中でさえこれだ、とりあえず太宰はティッシュをちゅやに渡す
「ア゙ー、おーさんきゅ……」
「……………………///」
渡したティッシュはポケットティッシュ…
カバー付きのだ。
そのカバーには可愛らしく…
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