ぬこです。☆quiet followDONEイチナン。ナンさんのポテンシャルの高さが書きたかっただけなのにめちゃくちゃ長くなっちゃった。入りきらなかったので前編。龍沼に叩き落としてくれた女神のようなフォロワッサンに捧げます。無駄にクソ長い。なんでも許せる方向け。 show all(3809 chars) Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow ぬこです。DONE春の日に麒麟が眠るとき。「おっ、大吾ちゃん。ちょうどええとこに来たわ。」その日、通いなれた東城会本部の長い廊下を歩いていた大吾は、必然開いた応接室のドアから突然顔をのぞかせた真島に、びく、と肩を跳ねさせた。「…真島さん?ここで何してるんです?」「ヒヒ、ええから、ええから。こっち来いや、早よ。」いたずらっぽい笑みで手招きする真島を警戒しつつも、その勢いに負けてゆっくりと部屋に入ると、背後でゆっくりと真島が扉を閉める。「なんなんですか、真島さん。」「シーっ、静かにし。子供が寝とる。」「…子供?」いつもの声量で問いかけた疑問を窘められ、思わず小声になる大吾に真島は無言で、部屋の奥に設置された対談用のソファーを指差す。どうやらそこを見てみろという事らしいと理解して、怪訝そうにソファーを覗き込んだ大吾が思わず声を上げた。「…峯?」黒い三人掛けのソファーにその身を横たえて、長いまつ毛を伏せたまま静かに眠るその男は、大吾の唯一無二の兄弟分であり、朝からその姿を探していた峯、その人だった。その傍らにある机の上には、整理された書類の山と、山のような吸い殻の入った灰皿、そ 1730 ぬこです。DONEハン趙。えっちなお兄さんは好きですか。①イルミネーションが煌めく華やかな横浜の繁華街を、スーツの美青年が駆け抜ける。整った顔立ちにめいっぱい期待を浮かべて、桃色の頬をして走る彼の瞳は、街のイルミネーションを反射してキラキラと光って。一目で大切な誰かと待ち合わせなのだ、とわかるその様子は、まるでドラマのワンシーンのようで、誰もが思わず振り返る。そんなこともお構い無しに、額に汗を浮かべて急ぐ彼が、足早に雑踏を抜けた先。観覧車がゆらゆらと水面に揺れる横浜港の夜景を背中に、こちらに向かって手を振る男がいた。「ハンくーん、こっちこっち。」のんびりとした甘い声が、青年の名前を呼ぶ。すると、ハンと呼ばれた青年は、その頬を得意気に綻ばせて、抱きつかんばかりの勢いで名前を呼んだ彼に向かってまた駆ける。「趙さん!」「はぁい、お疲れ様。」「...遅れて、すみま、せん!」「大丈夫だよ。俺も今来たトコだし。」側によった彼が息も整わないうちに謝罪するのを、趙は優しく受け流す。さりげなく背中を撫でる手に、ハンの肩が僅かに跳ねたのも、趙は気づいて見ない振りをした。「スーツ、似合ってるね」「ありがとうございま 2680 ぬこです。DONE春趙。〇冷やし中華はじめてみますか〇買い出し帰りの駅前で、春日くんに見つかった。嬉しそうに声を掛けてくるから、丁度いいところに来たねぇと笑って、抱えていたスーパー袋を一つ渡した帰り道。夕暮れのオレンジ色に照らされながら、まだ少し冷たい風がふわふわの髪を撫でるのを、背中から見守りながら歩くいつもの帰り道は、なんだか幸せそのものみたいで。「春日くん」「んぁ?」気の抜けた返事と一緒に振り返る顔が可愛いくて、ネギのはみ出したスーパー袋まで愛おしい。風に乗って運ばれてくる、かすかに甘い春日君の香りが鼻をかすめるのが、なんだか妙にくすぐったい。「おなかすいてる?」「すいてる。」「何食べたい?」「んー…」考え込む春日君に追いついて隣に並ぶ。今日は少し暑かったから、冷やし中華でもはじめてみようか。〇今日はおうちの日〇「春日君あのさあ」「うん」よく晴れた日曜日。午後から出かけようかと君が言ったから、洗濯したてのシャツにアイロンをかけたのに。「なんでひっつき虫してるの?」「んー」マニュキュアを塗りなおして、髪形を決 2899 ぬこです。DONEイチナン。六股事件のあと。「痛い!!」「.....................。」「…なぁ、ナンバ。もっと優しくしてくれよっ…痛ぇっ!!」サバイバーの2階に、情けない声が響く。六股の被害者である女性陣全員から死ぬほど殴られ蹴られ、最後の最後はマスターにトドメを刺された一番を待っていたのは、どうやら紗栄子から散々愚痴を聞かされて帰宅したらしい、ナンバのじっとりとした瞳だった。「……........。」一貫して無言。人を呪いそうな陰鬱な空気を背負ったまま。それでも、手当だけは自分の仕事だと言わんばかりに一番の背中に陣取り、バシッと音を立てて一番の背中に出来た酷い青痣に湿布を貼り付けるナンバは、先程から一番が喚くのも泣くのも全て無視して、敷きっぱなしの布団の脇に広げた救急箱を漁る。「……ナンバ、さん。怒ってます?」「 ..................。」「っで!!いでででっ!いや!すまんかった!!ごめん!!謝るから!!!いたいいたい!!」恐る恐る振り向く一番とナンバの目が合う。その瞬間、切り傷に遠慮なく消毒液を染み込ませたガーゼをグリグリと押し付けられた一番 2029 ぬこです。DONE趙さんのお話。私の理想の馬趙。暴力しかない。クーデターからミツくんに助けられるまでの妄想。拷問の描写があります。観覧注意。変換で総師の師が正しく出なくてごめんなさい。 7624 ぬこです。DONEイチナン。ナンさんのポテンシャルの話。おまけ。 1060