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    miru_ponkotu

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    miru_ponkotu

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    妖と学が結ばれるまでPart①の学視点です。
    語彙がねぇ!色々書きたすぎてまとまらねぇ!
    結論。小説って凄い。尊敬。

    #学妖
    learnFromADemon
    #うちよそBL
    privateBl

    〜妖と学が結ばれるまで~①
    学視点

    妖に言ったら出ていかれた編

    知ってしまった。
    同時に言わない方がいいのだろうとも思った
    だが…俺の悪い癖だ。1度知りたいと、確かめたいと思ったことに関して俺は…
    探究心を抑えることが出来ないんだ

    _______________

    ことの発端は久しぶりに大学に顔を出した帰りだった。一夜(マヤ)とたまたま帰り道が同じで電車で帰る時に色々話していた。すると妖についての秘密の情報を持っているらしくその話しで少し盛りあがっていた。別に楽しい話だったわけじゃないし言われてもピンとくるもんでもなかったが結果、妖を見つめれば分かるかもと言われたので俺は帰って確かめてみることにした。まぁ、そこから色々あって3日ほど入院したのは長くなるから省く。

    _______________

    ようやく落ち着いて来た頃に試してみようと妖の方を見る。ひたすら見てみる。
    傍から見たら完全に変な奴だろう。俺も思う。が、気になるものは仕方ないとひたすらに見つめてみる。
    目を逸らし、あいつの顔が耳が赤くなっていく。それは見た事のあるものだった。

    …いや待て。待て。見間違いか思い違いだろう。落ち着いて、もう一度あいつを見る。うん、見間違いだろう…と思ってその考えを捨てた。いや、捨てようとした。が、無理だった。

    「俺だったらそんな反応されたら察しちゃうよ〜みたいな〜?」

    一夜の言った言葉が脳内を過ぎる。それは俺の思い考えついたことが嘘ではないことを証明していた。思い上がりだと思われても仕方ない。あいつ男だし。だが、これを確認しないという思考はもう俺の中に無かった。
    あぁもう!!!!ってあいつが痺れを切らして声を荒らげる。俺は紙とペンを使って言葉を字にしていく。俺は喋ることが出来ないから会話はいつもゆっくりだが今は時間の進みがさらに遅く感じる。

    (お前さ、もしかして俺の事、恋愛的な目で見てる?)

    そう書いた紙をあいつに見せる。
    あいつの目が見開かれていく。そして………

    _______________

    「で、妖さん出ていっちゃったの?」
    義理の妹凪紗が問う。頷いて返答を待つ。
    凪紗はたまにここに来ては料理や仕事を手伝ってくれる。

    「とにかく私が話聞いてみるね。お兄ちゃんそろそろ服とか取りに行かなくて大丈夫?」

    そろそろ季節も変わる。スーツを置いてパーカーとか着やすいものを持ってきた方がいいだろう。妖と今顔を合わせるのも気まずい。
    凪紗に後は頼むと残して研究所を後にした。

    元々研究所は住むためにいる訳では無いから主な生活品は家に置いてある。
    元々家族で住んでいた家。まぁ、今は俺しか使ってねぇけどな。
    ポストにはたくさんの手紙。全部父からの物だろう。どうせ顔を見せろだのなんだのって書いてあんだろうなと思いその全部をゴミ箱に捨てた。
    服をバッグに詰めて買った飯を食べる。1人で食うのはいつぶりだろうか。寂しいなんて思うのはいつぶりだろうか。頭の隅でそんな事を考えながらパソコンを開いて仕事の確認と予定を立てる。
    この時期が1番契約者が多く忙しい。
    …今回はぶっ倒れねぇようにしねぇとな……


    風呂に入って今日の出来事をふと思い返す。
    あいつのあんな顔…初めて見た…本当に申し訳ないと思っている。明日、あいつにどうしたいのか聞いて………付き合おうと言われたら…いや、十中八九そうくるだろう。あいつと付き合えるかと言われると正直わからない。あいつの事は相棒という関係だしそういう目で見たことも無い。故、恋人と思えるかが問題だ。その後もこちらから恋人らしいことができる気もしない……それに俺は……壊滅的に恋愛が下手だ。好きという感情もわからない。だから、いつも長続きせずに向こうから別れを告げられる。
    ………これ以上考えても無駄だろう。明日あいつに聞かないと何も始まらない。そう思い風呂から上がって支度を済ませ早めにベットに寝っ転がる。
    ふと狭いなと思った。あいつが寝ていると俺が寝たい時に寝れないと思い研究所のをダブルベッドにしたせいだろう。いつもより少し肌寒さを覚えながらも重く塗りつぶすような眠気に抗えずに視界は闇に溶けていった。

    _______________

    次の日、研究所に帰るとしん…と静まり返っていた。まだ午前中、妖は寝てるのだろう。起こさぬように服をクローゼットにしまい仕事に取り掛かる。
    しばらくして妖の声が聞こえた。声のした方を見るとそそくさと逃げていこうとしたから捕まえた。離せ、なんて言うくせに逃げる気はねぇみたいだな。
    (昨日の事だが、お前は本当に俺の事が好きなのか?)
    伝わるか不安だったが口パクで伝える。
    「そうだよ、俺は学の事が、恋愛的な意味で、好きだ。」
    …わかっていた。覚悟していたのにいざ言われると複雑な気持ちだ。
    (それでお前はどうしたいんだ?)
    更に問う。こんなに鼓動が早くうるさいのは何故だろう。
    「………俺と……付き合って欲しい。俺の、恋人になって欲しい。」
    付き合う…か、俺にそんな資格あるのだろうか。お前の事たくさん傷つけてしまった俺に……しかし、妖は付き合って欲しいと言った。それなら、俺が言える答えはこれしかないだろう。
    (分かった。)

    ありえない。そんな顔したあいつの顔を今でも鮮明に覚えている。
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    miru_ponkotu

    DONE〜妖と学が結ばれるまで〜のPart②です。
    ①を見てからの方がわかりやすいと思われ。
    Q、語彙を増やすためにはどうすればいいですか?
    A、本を読みましょう。
    〜妖と学が結ばれるまで~②
    学視点

    恋ってなんだ?編

    (…ただ、お前の事をまだそういう目では見れねぇし、恋人らしいことはあまり出来ねぇぞ。お前がそれでいいなら、いい。)
    ……今時期忙しいし。
    伝わったのかあいつは鼻で笑った。今こいつの心情が読めない、何をどう思って鼻で笑ったんだ。
    「ん~……じゃあ、これからよろしく頼むよ。恋人として。」
    あぁ。と頷く。

    こうして3月27日を持って恋人としての関係が始まった。

    _______________

    あいつと付き合って1週間。
    とりあえず今時期は新規の契約者や仕事のやり方を変えたからとにかく忙しい。
    片腕無くなってから作業効率もスピードも落ちて期限ギリギリに仕上がることが多くて少々イラつく。まぁいい、無くなったもんはしょうがねぇし、慣れるしかねぇ。
    それとあいつ、妖から甘えられることが多くなった。まぁそりゃそうか、恋人だもんな。
    ただ、今までの甘えと何が違うのかがわからねぇ。甘えは甘えだろ?…正直あいつと同じくらいの弟がいるもんでそういう風に思っちまう。好意とかそういうのもわかんねぇし…キスされたって心情が動くわけでもねぇ…
    はっ、俺つ 2698

    なまを

    DONE妖と学がコンビから恋人関係になります
    お話はまだまだ続く予定ですよ。
    〜妖と学が結ばれるまで〜 ①
    妖視点

    学に知られちゃった編

    なんで、なんで、なんで!!!!!!
    ずっと隠せると思ってた。それでいいと思ってた。それが正解だとも、それならあいつとずっと一緒にいれるとも思ってた。もうほんとに最悪だと思った。胸が苦しくて、泣きたかった。
    俺は学の腕を振り払ってその場から逃げた。
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    「はぁ………………あ〜〜………超しんどい…」
    俺は息を整えると力が抜けるように地面にしゃがみこんでしまった。顔が熱い。
    俺は今、いつもの射撃場に来ている。それは別に、幽霊に追っかけられたからとか、銃の練習がてらにそこまで走っていこうとかそういうのじゃねぇ。前者だったら逆にぶっ倒してるし。
    ……事の始まりは、あの、桐ヶ谷 学とかいう男だ。俺の相棒で、俺がもう4ヶ月も、『片想いしてる相手。』……なんだよ、別に、俺もこんな気持ちを抱く予定はなかったし。俺がこんな気持ちを学に抱いてるのも学は鈍感だから気付かねぇとも、そもそも俺自身も言うつもりも無かったんだ。
    でも、バレた。しかも唐突に。
    ほんとにいつも通り俺は、学の、傍に座ってただけなのに…………………… 2617

    miru_ponkotu

    DONE妖と学が結ばれるまでPart①の学視点です。
    語彙がねぇ!色々書きたすぎてまとまらねぇ!
    結論。小説って凄い。尊敬。
    〜妖と学が結ばれるまで~①
    学視点

    妖に言ったら出ていかれた編

    知ってしまった。
    同時に言わない方がいいのだろうとも思った
    だが…俺の悪い癖だ。1度知りたいと、確かめたいと思ったことに関して俺は…
    探究心を抑えることが出来ないんだ

    _______________

    ことの発端は久しぶりに大学に顔を出した帰りだった。一夜(マヤ)とたまたま帰り道が同じで電車で帰る時に色々話していた。すると妖についての秘密の情報を持っているらしくその話しで少し盛りあがっていた。別に楽しい話だったわけじゃないし言われてもピンとくるもんでもなかったが結果、妖を見つめれば分かるかもと言われたので俺は帰って確かめてみることにした。まぁ、そこから色々あって3日ほど入院したのは長くなるから省く。

    _______________

    ようやく落ち着いて来た頃に試してみようと妖の方を見る。ひたすら見てみる。
    傍から見たら完全に変な奴だろう。俺も思う。が、気になるものは仕方ないとひたすらに見つめてみる。
    目を逸らし、あいつの顔が耳が赤くなっていく。それは見た事のあるものだった。

    …いや待て。待て。見間違いか思い違いだ 2202

    なまを

    DONE妖と学が結ばれるまでPart2⃣です。
    Part1⃣を見てから、見てください
    最初当たりはめっちゃ妖の日記です
    〜妖と学が結ばれるまで〜 ②
    妖視点

    妖と学、恋人?になっちゃったよ編

    ……ただ、お前の事をまだそういう目では見れねぇし、恋人らしい事はあまり出来ねぇぞ。お前がそれでいいなら、いい。
    そう学が、俺が喋る前に口を動かす。

    「え、あ、はは………そっか……はっ……」思わず鼻で笑っちまった。あぁ、なんだ、びっくりした。こいつ、俺に気使ってんだ。そりゃあそうだよな、でもこれはある意味ラッキーだ、だって学と一応、付き合えたんだから。
    「ん〜……じゃあ、これからよろしく頼むよ。恋人として。」

    学が頷く

    こうして、3月27日を持って俺と学の恋人としての生活が開始された。
    ━━━━━━━━━━━━━━━
    学と付き合って1週間が経過した。
    うん、学と付き合えた筈なのに、こんなにも辛いと思うのはなんでだろう、!
    まぁそりゃ学は元々そういう目で俺を見てるわけではないし?大変だろうとは思った。それにしたってだ、仮にも恋人として俺はいるんだぞ?俺なりに学に対して恋人としてのアピールはいっぱい調べたし!やってる!もう、キ、、、キスだってした!
    なのにだ、あいつは俺を恋人だと思ってない!いつまでも弟扱いして 3070