Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    Mih :3

    @CaoVuongMinh

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 6

    Mih :3

    ☆quiet follow

    [🔶💧] ZhongChi week Special Edition - Day 6: Heat (last part)
    Man, i just speedrun this

    #ZhongChi
    #鍾タル
    zhongchi

    Tap to full screen (size:690x2000).Repost is prohibited
    🌋❤☺🌋🌋🌋🌋🌋🌋🌋❤❤❤😻👏☺💴💴💴💒🌋🌋🌋🙏😻🌋🍑🍑🅿🅿⤴🌋🌋🌋🌋🌋🍼🍼😭😭🌋🌋🌋❤💖💖😍❤👏💖💖💖🌋🌋🌋💕😍😍💒
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    hiwanoura

    DONEパティシエなタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の話。これにてこの騒動は終結。収まるところに収まりました。
    パティシエなタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の話⑤の3「先生、朝のあれは聞かなかったことにして!」

    店のドアを潜り、振り返った深海色の目がパチリ、と瞬いた次の瞬間。聞こえた声に咄嗟に「は、」という酷く間抜けな返事しか返せなかった。
    仕事を終え。いつもよりほんの少し早足で辿り着いた店は、薄暗い冬の夜の中でぽっかりと暖かな光を灯していた。硝子窓越しに店内に客が居ないことを確認して。そっと、開き慣れた扉へ手をかける。

    「いらっしゃいませー」
    「あぁ、こんばんは公子殿」

    いつも通りに迎えてくれた彼に、思わず口元が笑みを描く。一日で二度会えた事がなんとなく嬉しくて。早く、返事をしなければと急く心を落ち着かせ、こつん、と板張りの床を革靴で進んだ。

    「先生」

    いつも通りの呼び声。しかし、それが何故か僅かに緊張を含んでいるのに気がつく。そういえば。出迎えと共にいつもは向けてくれる満面の笑みはなかったな、と。普段の様子とは明らかに違う彼に、何かあったかと、声をかけようとした、その瞬間。聞こえたのが『今朝のあれ、聞かなかったことにして』である。
    2313