Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    NEIA_AINE

    @NEIA_AINE

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 14

    NEIA_AINE

    ☆quiet follow

    【アロルク】オチが見つけられなくて、最後まで書けなかったのでお焚き上げ。タイトル読んで字のごとくです。ルークの中にもうひとりの人格がある話。また書けたらこの設定は使って書きたい。

    #アロルク
    allRounder
    #バディミッションBOND
    buddyMissionBond

    ルーク・ウィリアムズは二重人格者である。 ルーク・ウィリアムズは二重人格である。
     俺がそのことを知ったのはあろうことにベッドの上だった。俺とドギーの名誉のためにも最初に言っておく。同意だった。完全なる同意だった。ルーク自身、拒否する姿勢は皆無で、何なら直前まで俺の首筋に口付けして甘い顔をしていた。
     しかしながらだ。俺がどれだけベッドの上でも、今からこの世で最も無防備になろうという瞬間でも、肌がヒリつく感覚を覚えれば無意識に飛び退いてしまう。それがハスマリーで育った俺という存在な訳だ。常に爆撃と飢餓と貧困と騒乱の中に身を置いていた結果だ。
     それはそれとして、ルークである。その時の俺の本能が告げていた。『違う』と。いや、何が違うかと聞かれると答えにくい。だがしかし、それはルーク・ウィリアムズであって、ルーク・ウィリアムズではなかった。
     ソイツは俺を蹴り飛ばそうとピンと伸ばした足をベッドに振り下ろす反動で身体を起こし、目を細めて俺の方をじーーーーっと見つめると
     「お前………ルーク?ルーク…バーンズ?」
     普段のあいつよりも幾分低い声で、そう宣った。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    platast_0

    DOODLE世間一般的には失敗かもしれないアロルク幸せいっぱいの初夜
    からの、だんだんセックスで気持ちよくなっていくアロルク🔞を書きたいなという気持ちがあります……ルークくん、初めは感じにくいタイプだと私が喜ぶ。
     アーロンと初めて抱き合った夜のことは忘れられない。
     それはセックスというよりはスポーツ。スポーツというよりは格闘。審判がいたら「引き分け」判定を食らっていただろう壮絶な様相を呈した夜は長期戦で、いつもなら清々しく浴びるはずの朝日があまりにも眩しかった。満身創痍、というのがふさわしい一夜。自分なりに鍛えているとはいえ常人の域から出ない僕ならまだしも、息を荒げることも肩をぜえぜえと上下させることもめったにないフィジカルお化けのアーロンでさえそんな様子だったのだから、その凄まじさを感じてもらえるんじゃないかと思う。
     時間をかけて時間をかけて、やっとわずかに緩んだ中にどうにか入れて、というか押し込んで、互いに快感とは程遠く、額に滲む脂汗を交わらせながら、それでも僕らは幸せだった。失敗だなんてとんでもない。深く繋がって、言葉もなくぎゅうぎゅうに抱きしめあった僕たちの間には確かな想いがあった。アーロンに言ったらまた「クサい」って呆れられるかもしれないけれど、僕たちはここに「愛」を見つけたんだ。「愛」は互いに僕たちのかたちをしていた。僕のはアーロンの。アーロンのは僕の。抱きしめてそのかたちをなぞるたび、歓びが心のなかを駆け巡った。アーロンも同じだって聞かなくとも分かる。僕より大きな手のひらが、あまりに優しく僕に触れるから。
    616