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    hla_matcha

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    #猗窩煉ワンドロ
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    kiseさんの20人❄からの着想です😋

    #猗窩煉ワンドロ
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    ほしいも

    DONE1cm差の猗窩煉
    ■現代パロディ

    ファンブックで身長差の正解が出たら書けなくなると思って慌てました。
    俺よりも、身長は1センチ、年齢は二つ上の恋人と並ぶとき、ほんの少しだけ踵を上げてみる。ほんの少しだけ視界が揺れて、それだけだった。
     初めて踵に高さのある靴に足を通した時、世界が違って見えたと言った知り合いがいたが、俺の背伸びでは見える世界が変わるなんて劇的な事は一つもなかった。


     ソファーの上で二人、折り重なったまま目覚めた。上下逆さまの視点で壁掛け時計を確認すると、短針と長針も自分たちのように重なっている。この場合、短針が自分という事になるのだろう。短針の上には長針が被さっているし、自分の上で眠る恋人の方がほんの少し上背があるからだ。
    「杏寿郎、おい…杏寿郎、起きろ。」
    「やだ。」
    「起きているなら退いてくれ。」
    「いやだ。」
     わがままな長針は返事こそ素早く威勢がいいものの、眩しい日差しから逃げるように俺の胸へ顔を埋めている。並んで立っているとほんの少しだけ目線が上にある恋人を、こうして見下ろすのは気分がいい。
     ふわふわとそよぐ癖っ毛を撫でながら、こんな僅かな身長差なんて絶対に超えてやると息巻いていた学生時代を思い出す。結果はご覧の通りで、成長期を終えた自分の上背はこれが頭 935

    ほしいも

    DONE卒業文集と猗窩煉
    ■現代パロディ

    学校の先生の煉獄くんと恋人の猗窩座くんです。
    0.7mmの太めのゲルインキボールペンが、丁寧に、慎重に、真四角に切り取られた名刺大の画用紙の上を走る。少しだけ右上がりの癖はあるが、とめもはらいも大胆で強弱の付きにくいボールペンでも不思議と筆書のような趣が見える。教本に載っているようなバランスの良い筆致だ。
    「何書いてるんだ。」
    「そくてんきょし。」
     三文字目の三画目、横一文字を引っ張ってペン先を離した隙に返事が届く。「則天去私」書こうとしている熟語の読みは分かった。俺が聞きたかったのは、なぜ恋人が居住まいを正して、息を止める程真剣に、良く分からない四文字熟語を小さな紙に書いているのか?という事だ。
     煉獄杏寿郎の書く文字は美しい。母親が書道の師範をしている影響は勿論あるのだろうけれど、それ以上に彼の心根の素直さや、快活で迷いのない性格が滲んでいるような字だと思う。筆圧が高く、ノートの端が丸まってくるのが悩みだとぼやいていたが、その濃い筆圧すら愛おしい。今だってボールペンを握る手に緊張も合間って必要以上に力がこもっている、桜色の爪の先がほんのり白くなっていて、一筆にどれだけ集中しているかが伝わってくる。

    「集中したら腹が減った! 1683

    ほしいも

    DONEポメガバースの猗窩煉

    ■現代パロ、同棲
    目が覚めると、恋人がポメラニアンになっていた。
     ──ポメラニアン、ドイツ原産の犬種。ポメラニアンという名称は、ドイツとポーランドにまたがる、バルド海峡に面したポメラニア地方にちなんでいる。性格は友好的で活発。飼い主とともにいることを喜び、仲間の保護意識も旺盛である。(wiki参照)…そんな、小さくてふわふわでちょっぴり香ばしい匂いがするポメラニアンになっていた。
     昨夜、「今日は遅くなるから先に休むように。」と恋人からのメッセージが入ったのは20時を過ぎた頃だった。それから夜食を用意して、風呂に入って、一人で見てもつまらないバラエティー番組を垂れ流し、日付けが変わる頃に「おやすみ。」とだけ返信して、言い付け通り先に休んだのだった。ふわふわの綿毛のような恋人が、俺の腕に小さな小さな顎を乗せてすぴすぴと寝息を立てている。

    「おはよう、杏寿郎。」
     小さな耳が震えるように微かに動く、俺の声に反応して無意識で動いているのだろう。柔らかい毛に覆われた目蓋は閉じられたままだ。俺の鼻息でそよそよと綿毛のような毛がそよぐのが面白くて、三角形の小さな耳に向かって細く息を吹き掛ける。恋人は、くすぐった 2462

    ほしいも

    DONE炎柱握手会
    ■アイドルパロ
    ■終始モブ目線、猗窩煉です
    アナウンスを受けて整理番号順に整列する。会場は熱気を帯びているものの、ロープパーテーションで仕切られた順路を守って皆行儀よく前進している。速度は牛歩、安心と安全が守られた行進だ。「炎柱握手会」チケット倍率は目が眩むほどのもので、当選お知らせメールが届いた瞬間、メール画面に向かって声を上げたのは大学受験の合格発表以来だったと記憶している。あの日の興奮を思い出しながら、今日この日まで実際の日数よりも随分と長く感じられた日々を回想する。この日があるから生きていられると、自分を鼓舞してきた、それほど楽しみにしていたのだ。整理番号を指で隠してチケットを撮影し、SNSを更新すると炎柱ファンのフォロワーから直ぐに反応が返ってくる。落選お祈りメールを受け取った本名は知らない大切な友人たちの分まで、自分が代表して炎柱の握力を感じて来るからね、と心の炎を燃やして待機列で拳を握る。
     一歩、一歩と炎柱が待つブースが近付いてくる。パーテーションで仕切られた向こう側に、推しが"存在する"と想像しただけで心拍数が上がってしまう。顔を合わせて、言葉を交わしながら、差し出される右手を握る。それだけのたった十秒そこらだ 5077