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    れーろ前提のどつの話。
    (楽しくやりたい人が楽しくなるために色々と解釈ではなく考えてる)

    時折やっていた飲み会までサングラスを掛けていることもないので、
    零の瞳を見て、最初にあれ?と思ってたのは簓。
    緑の瞳、というのもそうだが、傷を負った片目。
    その傷のせいで色を失ってるのではないかという可能性。
    共に緑の瞳という可能性もある。
    なんだったらその方が可能性は高い。
    でも頭を過るのは、2年前共に戦ったこども。

    「酔っとるから寝言なんやけど」
    「寝とる時まで騒がしいやつやな。布団敷いたろか?」
    「言ったら寝る」
    「寝言を?」
    「そう。聞いて」
    「ええけど」

    珍しくない2人だけの飲み会。
    というより、簓が押しかけての飲み。
    ぐびぐびと飲んでたけど、零がおらんのはこれはこれで寂しいなぁと飲んでいた時にふっと思い出した。

    「零の目、緑やん」
    「せやな」
    「あの目とよぉ似た子に会ったことあってな」
    「イケブクロで?」
    「そお。でな、その子一郎って名前やねん」
    「へぇ」
    「下に2人おってな、二郎、三郎って名前やったはずやねん」
    「古風な名前やな」
    「で、ここからは確証もない話なんやけど」
    「なに?」
    「零はゼロやんか」
    「一、二、三と続く三人が零の子供やって?」
    「わからんけどなぁ!その子オッドアイでな」
    「零の目もそうやったかもしれんと」
    「かもしれんなって。知らんけど」

    せやから寝言ぉと呟いてピーナッツを口に放り込む。
    盧笙も1口飲んで、深く息を吐く。
    本人がそう言うならそう。言わないなら妄言。
    突っ込むこともないとピーナッツに手を伸ばす。

    「は?」
    「うん?」
    「ピーナッツだけ食いよったな?」
    「えー?」
    「よう見ぃ!柿の種しか残っとらん!」
    「美味しいやん」
    「なら食わんかい!」


    そんな話をしたのも忘れかかった頃。
    DRB前。

    「どうせバレちまうだろうが言っておく」

    いっちょ親交改めて深めようなんて酒の席。
    遅れてきた零が揃ったところでさぁ空けようかなんてしたところだった。

    「対戦相手の3人は俺の子だ」

    じっと見つめ返される零は何を考えているのだろう。
    何を思って言い出したのか。
    それを今言わなければならない理由とは?

    色々とあるはずなのに、盧笙の頭にあるのは一つだけだった。

    「寝言当たっとんのかい」
    「寝言?」
    「盧笙、俺天才かもしれん」
    「今日ばかりは褒めたるわ。柿の種贈呈したる」
    「そこはピーナッツちゃうん?!」
    「話が読めねぇんだが」

    自分が締めた空気が一瞬にして解けてしまう。
    けど、不思議と怒る気もならなかった。

    「いやー、零の目を見た時にな、ふっと一郎のこと思い出してん」
    「そんで、名前が数字やなぁとか言っとってな」
    「寝言で?」
    「こんなんありえへんわ〜ってことで、寝言にした」
    「あぁ、なるほどな」
    「当たるもんやなぁ」
    「他に言うことはないのか」
    「なにを?」
    「普通やったら驚くとこやけど、簓が先に言うてたからなぁ」

    気にした素振りもない2人に力が抜けてしまい、ふっと笑う零。

    「ほな飲もか〜」



    で、この後、酒も互いに入ってきたあたりで
    ささがふっと、

    「零は3人の子持ちやったんやなぁ。ん?」
    「?」
    「つまり付き合うとる盧笙はどうなるん?んん?」

    とか酔っ払いがまーた気付いてしまって、
    盧笙の酔いが一気にさめるみたいなことある。
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