大好きな君が持つ勿忘草「悠仁!おはよう」
柔らかい声にマイマスクで隠された瞳がきっと細められていて口元は優しく円を描く、綺麗な銀色の髪が風に揺れていて、朝日で輝く。
「おはよう!五条先生!」
悠仁は一瞬驚くがすぐに花が咲いたような笑顔で五条に大きく手を振る。五条がゆっくり近づいてくると悠仁も駆け寄る。
「うわぁ!」
「悠仁は素直で可愛いな!2人も見習いなよ」
抱き寄せられて頭を撫でられて悠仁は頬を赤くする。
「はぁ?虎杖はあんたの恋人だから素直なんだよ!」
「虎杖、趣味が悪い」
「ちょっと恵!それは酷いよ!」
自分を抜いて騒ぐ3人に悠仁は目の前の大きくて優しい体に抱きついた。
「どうしたの悠仁?」
悠仁はどこ寂しそうにはにかんだ。
「五条先生!好きだぜ」
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