・高さこ結婚にあたり、親から勘当されてた高坂さんが実家に呼び出されて先に連れてこられてた左近と一緒に高坂父から別れを強要されるとかあるかしら。「みっともない真似をするな。若い嫁が欲しいのならば出自の良い家の者を宛がってやる。これ以上の恥は許さん」と言われてキレる高坂さん。「彼は恥などではありません。何にも代えがたい、わたしの、宝です」って言って左近の手を取って二人のおうちへ帰ってく。おうちで高坂さんから謝られて絶対に君を離さないと抱き締められる左近だけど高坂さんと実家を仲違いさせたままなことが気がかり。
なんやかんやで左近がかけはしになって歩み寄る高坂さんと父。
和解した後高坂さんが仕事で不在の時にさこんだけ呼び出されて高坂父と晩酌。高坂父が自分も結婚に反対されて妻と駆け落ちしようとしたとか暴露して、あいつには内緒にしてくれとおどける高坂父の眉の上げ方が高坂さんに似ていて左近は微笑みながらお酌をするのだ。
・つんつんいぐみさこくんが脊髄反射的に怪我人を助けるのは、そうあれと一年の時に保健委員会委員長から教えられたから?前の委員長もいぐみだったとしたらめちゃくちゃ素直に言うこと聞きそう。さこんくん、ちょろいから……(不憫そうな顔)
・医務室に高坂さんが寄ったときには美味しいお茶で疲れを癒してほしいと思いたちアルバイトを頑張って茶葉を買った左近。だけど不運でダメにしちゃう。「そもそもタダ茶飲んでないでお茶っ葉くらい持ってこいっての」ってぶつくさ言ってるのを高坂さんに聞かれちゃう(ご都合)「す、すまない…次からはちゃんと持参するから…!」と消える高坂さん。「今のは違…!ま、待ってください!」と追いかけて転ぶ左近。後日大きい茶箱がいくつも運び込まれる医務室。多すぎてキレる左近。お茶を用意したかった理由をうっかり叫んじゃう左近。自分のために左近が頑張ってくれたことに喜ぶ高坂さん。微笑みながら見守る保健の良い子達。今日も医務室は平和です。
・たそに就職して高坂さんの部下になった左近。忍務中に敵に腕をさぱっと斬られる。気持ちがいいほどに鮮やかな傷に感心しながら自分で手当て。戻ってから高坂さんに仕事の結果を報告。包帯に気がついた高坂さんが「川西、怪我を負っているのか」と声をかける。その場は上司と部下の会話で分かれるけど、寝る間際に部屋に高坂さんがやって来て左近の包帯を撫でながら眉を下げる。
「きみが怪我をする度に心臓が止まりそうになる」
仕事中とは違う個人の口調に左近も学園にいるときみたいに表情を崩す。
「貴方にもっと信頼して貰えるような強い人間に早くなりたいです」と自分の力不足を悔やむ左近に「本当はきみを閉じ込めて大事にしたい」と呟きを落とす高坂さん。
「それは。いやです。ぼくは貴方の力になりたい。胸を張って隣に立っていたいんです」
まっすぐ見つめてくる左近の瞳の光が強くて高坂さんが負けて苦笑を溢すんですね。
・「左近くん」「きみ」「川西」ってどれでも高坂さんに呼ばれるときゅんとしちゃう左近。「川西」の場合は仕事モードでちょっと声低め。きゅん。