数「乱太郎。伏木蔵。机に飾られてるあのバラ、どうしたんだい?まさか滝…」
乱「滝夜叉丸先輩じゃなくて雑渡さんが伊作先輩へ贈られたんです~」
左「っっ!!あの人とうとうやりやがったのか!」
乱&伏「え?」
数「思ってたより早かったね…」
乱「どういうことですか?」
左「伊作先輩へのプロポーズだろあれ!」
乱&伏「えええっ!!」
数「もしかして卒業を待たずして祝言を挙げられるのかなぁ」
乱「先輩が学園を辞めちゃうってことですか!?」
ガラッ
伊「あれ?みんな早いね」
乱&伏「い、いさくせんぱ~~~い!」
伊「わっ、二人ともどうしたんだい?」
乱「学園を辞めないでください~」
伊「えっ!?」
伏「先輩がこなもんさんと幸せになるのは嬉しいですけど、僕たちもまだ一緒に居たいです~」
伊「え?え?何?」
数「先輩、雑渡さんからあのバラ受け取ったんでしょう?」
伊「あ、あぁ、うん…」
左「あの人からのプロポーズを了承したってことですよね!?」
伊「ええええええ!!プ、プロ、ポーズ!!!???」
乱&伏「ふえええ~んせんぱいお嫁に行かないで~」
伊「あああ乱太郎、伏木蔵、落ち着いて。大丈夫だよ。まだお嫁になんて行かないよ」
数&左「『まだ』?」
伊「あっ」
左「いずれは行くつもりなんだ…あんなやつのところに…先輩が望むなら仕方ないけど…!」
数「雑渡さんなら伊作先輩のこと大切にしてくれるはずだよ左近」
伊「待って落ち着いて!あのバラは保健委員にって頂いたものだし、雑渡さんとはそんな、プ、プロポーズ、される間柄じゃないよ!」
数&左「はぁ?」
伊「二人とも顔怖いよ…?」
左「先輩すみません」
数「ちょっと用事が出来たので出かけてきますね」
伊「どこに!?ねえ左近!?数馬!?あぁっ伏木蔵、僕はどこにも行かないから泣かないで!ていうか乱太郎は花束貰ったとき一緒にいたろ!?あっ鼻水が大変なことになってるぞ!あああああ~~~~~」