後悔隣の安定した寝息を乱さないように、俺はそっと身を起こした。
そのまま、洗面所に向かう。そこには当然、いつもの我が家の洗面台が鎮座していて、鏡には、僅かに無精髭を生やした寝起きのおっさん────つまり、俺の姿が映っていた。
いつもと何ら変わらない光景だ。幾度となく迎えた朝を、今日も同じように迎えた。
そう思えば、少しは落ち着くと思っていた。
────── しかし。
腰の痛みと身体の怠さは、否応が無しに昨晩のことを思い出させる。昨晩のことを思い出せば、景気良く寿命を燃やすような勢いで、心臓は暴れ回った。

「あ〜〜…………………」

昨日の夜、ついに俺は、モブと一線を越えた。衝動的でもなく、一方的でもなかった。
ずっと前から諦めていて、選ぶまいと決めていた道に、あいつは俺を引き上げようと根気強く手を伸ばし、俺は散々渋ったその後に、結局あいつの手を取った。

【茂灵】衣襟下2539，西装茂和服灵pwp，双★

男士和服，都是pwp了自然不是穿袴的那款，主要为了他们doi可能有制式bug，请见谅。
用了一点宣之于口那篇的梗，没看过也没问题，这篇是不同背景。


简介：在一起很多年，不经常直言感情的两个人偶尔肉麻一回。








影山茂夫最近似乎异常偏爱师父那套黑色和服。

衣服是灵幻便宜顺来的，委托人嫌弃它除灵后不详。平时用不到，灵幻只随便穿过一两回，刚好被弟子碰见，结果惦记上了。
偏偏之后几个月他们因为搬家非常忙碌，虽然已经同居多年，物品都是共用的减少了很多工作量，但也免不了添置换新忙了很久。
好不容易放松下来，影山茂夫立刻就问师父能不能穿给我看。

能不能穿给我看，这个句式灵幻当然听过。影山茂夫之前也红着脸问过，那一件是……总之是一件没办法光明正大晾在院子里的衣服。