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    mimico_mochi3

    @mimico_mochi3

    成人済21↑。fanfic文字書き。
    ニル主、TNTアイマヒ、🛩️ルスマヴェ、🛩️ボブハン、🌪スコハビ、など雑多。ピクブラにも投稿しています。

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    POIPOI 83

    recommended works

    1230_2013

    DONEルスマヴェのプローポーズ

    こまこ@komako_robin さんの呟かれていた怪我したマーヴと泣くスルが性癖に刺さりすぎたので、許可を得て書かさていただきました!!

    こまこさん、ありがとうございます!
    帰る場所に 配属された基地から、遠く離れた恋人の格納庫。長期休暇が貰える度にやってくるここは、もはや家の様によく知っている。
    「マーヴ! 来たよ!」
     広い格納庫に置かれた機体を避ける様に車を置き、マーヴェリックの趣味のバイクが置かれる棚を見上げ、奥に置かれた彼の住居へ声をかける。しかし、トレーラハウスのドアを開け覗く中は蛻の殻で、俺は小首を傾げてしまう。
    「マーヴ?」
     どこかへ出かけているのだろうか。
     浮かぶ疑問に首を傾げつつ、いない家主に辺りを見回せば、彼のお気に入りのバイクが一台いないことに気づく。そして、バイクの特徴あるエンジン音が遠くの方から聞こえてくることにも。
    「…いくらなんでも物騒すぎない?」
     軍の基地内の格納庫に住んでいるからと言っても、流石に鍵もかけずに出掛けているのは不用心だ。呆れる恋人の行動に溜息を付き、それでも帰ってくる彼を待つべく、鞄を足元へ投げ、近くの椅子に腰掛けて開きかけのゲートを見つめた。遠くの方から砂埃を巻き上げ、格納庫内に流れる様にバイクで戻ってきたマーヴェリックは乱れた髪をかき上げながらこちらを見て笑う。
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    カリフラワー

    DONEマ右ワンライ企画のルスマヴェです🐓🐺
    お題は「バレンタイン」
    イメージは平日のバレンタインです。イベント事の話が苦手な自分なりに、自分らしく書けたかなと思います。
    サンスベリアの和名に由来する花言葉「永久」「不滅」をタイトルらしくなるようにもじってつけました🪴
    永遠に続けば 今日は何の日か知ってるか?
    目が合った途端、二言目にはこの質問をされた。ただし、質問をしたのは恋人ではなくただの同僚。答え甲斐など何もない。
    「…知ってる。けど言いたくない」
    力の無い答えになんだよそれ、と同僚が笑う。もし目の前にいるのがマーヴだったなら、これ以上ないほどの甘い声できちんと一言答えられるのに。今日はバレンタインだね、と。
    どれだけ瞬きしようが目を擦ろうが目の前の同僚がマーヴに変わることはないし、残業のためPCや書類と向き合った時間を後から取り戻せたりもしない。

    俺はバレンタインに、残業に勤しみ恋人を一人で待たせているのだ。そうか、こんなバレンタインの過ごし方もあったわけか。…当然これは嫌味だが、勤務態度の良い俺は決して口には出さなかった。その分一刻も早く仕事を終わらせ、残業仲間の同僚と別れ駐車場へと向かった。
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    カリフラワー

    DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ/お題「昼寝」
    同棲ルマツイートの一つを薄く伸ばして書いたのですが、既に投稿として表に出したネタなのでルール違反だったら消します。すみません。
    読んでて集中できない仕上がりになりました…これこそ寝落ちしそうな出来💤
    Sound of Wind, Chips, and Your Dream 昼下がり。なんとなく口寂しい時間。マーヴはガレージに篭っている。つまり今すぐお菓子を取り行けば、マーヴにバレずに小腹を満たせるということ。
    今日の天気は快晴で、気温も風も心地良い。家のところどころで窓を開け、部屋の中まで風の匂いを感じる。こういう日はのんびりと過ごしたい。
    「確かあの棚にアレがあったはず……」
    収納場所を一ヶ所ずつ思い出しながらキッチンを目指した。そうだ、冷えた炭酸水をお供にしよう。シュガーフリーのドリンクなら大丈夫。決意してキッチンに入ると、思わぬ先客がいた。
    「あれ、マーヴ? ここにいたん……あ、」
    見るとマーヴはキッチンカウンターに突っ伏して眠っている。思わず言葉が途切れ、足もぴたりと止まった。ガレージにいると思ってたのに。どうやらマーヴを起こさないようにしておやつを用意するしかないらしい。慣れてはいるが、やはり緊張はする。目当ての棚はマーヴの真後ろにあり、ぐるりとカウンターを回り込まなければならない。そっとマーヴに近づき今一度様子を確認すると、彼は小さな寝息を立てている。
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