Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    hotaru_1103

    @hotaru_1103

    イベント用展示品置き場
    魔道祖師作品
    ★検索用タグは以下
    ・絵本ポエム(#忘羨えほん)
    ・刺繍作品(#忘羨ステッチ)
    ・忘羨ぬいマンガ(#忘羨ぬい)
    ・その他魔道祖師関連創作物置き場(#魔道祖師工作室)

    ガイドラインに則した創作物、あるいはそれらを含む写真のみこちらへ置いてきます。
    以上を含む日常写真はTwitter(現:X)、インスタにあります。

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 49

    hotaru_1103

    ☆quiet follow

    🧺温泉忘羨♨️
    ラジドラコラボのアレ。

    #忘羨えほん

    Tap to full screen (size:3927x2796).Repost is prohibited
    ♨☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    はるもん🌸

    MOURNING魏無羨がニヤニヤしながら嗅がせてきたのは、いつしか見た事のある見た目がおかしい香炉。眠る前から怪しい展開になるだろうことはわかっていたが、まさかこの時の夢を見るとは思わず、数回ほど藍忘機は目を瞬かせた。
    香炉 初めての口づけ―――これは、夢か。

    魏無羨が目隠しをしたまま笛を吹いている。自分はそれを眩しそうに見ていた。どうせ気づかれない、気づかれてもこれは夢。そう思い、藍忘機は昔と同じように木の上にいる魏無羨の元へと足を運ばせた。いつしかの夜狩りの帰りに、見知らぬ夫婦が木陰で深い口づけをしているのを見かけた。

    好きなもの同士なら、ああやって愛し合うのかと学んだ。
    そして魏無羨と同じ事がしたいという欲を感じた。

    魏無羨に初めて口づけをしかけた時、あの夫婦のそれを真似た。目を隠しをしたまま的(マト)に矢を放った時の魏無羨は本当に美しく見えた。あれは私のもだと印をつけたくなるほどに。

    笛の音が聞こえた瞬間、霊獣を狩る事よりも魏無羨の傍にいたいという欲求が強まった。そっと遠くから眺めるつもりだったが、風を感じて気持ち良さそうにしている無防備な彼を目前に我慢をする事ができなかった。もうすでに自分たちは道侶。今襲わなくても毎晩これでもかと愛し合っている。しかしこの瞬間、藍忘機はあの時の劣情がまざまざと蘇り、気づけば彼の手首を抑えて口づけていた。それも無理やり。
    1378