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    五夏字書き

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    ご都合呪霊による後天性女体化。五にょ夏。
    あほえろを目指しているがどうなることやら。
    この後にょたえろ、ちょこっとおすえろ、の予定。

    #五夏
    GoGe
    #五夏♀

    楽しい××のススメ(仮)とある任務の日。
    五条と夏油は廃れたホテルに居た。ここに湧いた二級呪霊の祓徐が今回の任務だ。
    ホテルの入り口で東と西の二手に分かれ奥へと進む。東担当となった五条の方は雑魚ばかりで、数は多いが大したことはなく、五条は気怠そうに呪霊を祓っていく。

    『悟、こちらが本命だ。でも大したことなさそうだから私ひとりでやっちゃうね』
    そう連絡が入ったのは五分前の話。夏油がそう言うなら大丈夫だろうと、たらたら歩きながら残りの低級呪霊を祓い合流地点へと向かう。
    そのとき——
    「わーーーっ!!」
    西の方角から叫び声が上がった。
    弾かれたように床を蹴り走り出す。廊下から非常階段へと続く夏油の残穢を辿り、階段を一段飛ばしで駆け上がる。薄暗い廊下にぼんやりと浮かび上がる見慣れた足跡は三階フロアの奥の部屋へと続いていた。夏油の足跡に重なるようにもうひとつ穢れが見て取れる。恐らく今回の討伐対象である二級呪霊のものだろう。気配を殺し部屋の中の様子を伺う。外れかけたドアから黒い背中が見えた。
    「傑っ!!」
    部屋の中に踏み込む。既に祓われた後なのか呪霊の姿はなく、部屋の真ん中で夏油が佇んでいる。あたりを見回しても血の痕はなく、怪我をしている様子もない。
    「無事だったか」
    ほっと胸を撫で下ろすも束の間。駆け寄ろうとした五条の足を違和感が止める。
    「さとる……」
    「すぐ……る?」
    ゆっくりと振り向いた親友。ジャケットの肩は落ち、ズボンは足元でダブつき、ずり落ちないように手でウエストを抑えている。節くれだった指はすらりと細く、小さい顔は遠近感をバグらせる。塩顔の男前と評される鋭い顔の作りは幾分かまろく、ふっくらとした唇が赤くて美味しそう、じゃなくて。
    「え……オマエ、秘境の泉にでも落ちた?」
    「娘〇泉には落ちてないね」
    「じゃ、じゃあ、黒づくめの怪しげな男から怪しげな薬でも飲まされた?」
    「飲まされてない、というか、その薬は身体が縮むやつだからね」
    「いや縮んでるじゃ……」
    ねーかと言いかけ、視線がある一点に釘付けになる。
    「……どこ見てんの」
    上半身の真ん中、二つの膨らみ。袖の裾で手が隠れるほどサイズの合っていないジャケットなのにそこだけは、はち切れんばかりに布が張っている。メロンでも入れているのだろうか。膨らみの先にはふっくらとした突起が布の上から見て取れた。
    おっぱい、だ。全てを見通す六眼を見開き五条は生唾を飲み込んだ。状況判断のため正常に戻ろうとしていた五条の思考がガラガラと崩壊していく。こういうとき、親友として、恋人として、何と声をかければいいのか。
    「えーっと……成長したな?」
    ややあって、盛大なため息が夏油の口から吐き出された。



    「夏油と話してみてわかってんだが、これは『彼ピのセックスがクソつまんなくて最悪だったわ』呪霊の仕業だ」
    「彼ピのセックスがクソつまんなくて最悪だったわ呪霊……」
    なるほどよくわからん。五条は思考を放棄しかける。たしかにあそこはホテルだった。ラブの付く方。数多のカップルがくんずほぐれつ対決を重ねた場所である。その中には消化不良となった者もいるだろう。そう考えるとそう言った呪いが吹き溜ってもおかしくない話だ。おかしくはないが、随分とトリッキーな呪霊がいたもんだな、三人の間になんとも言えない空気が流れる。
    「てかなんでそんなん取り込もうと思ったんだよ」
    「使えると思ったんだよ、男の呪詛師相手に」
    「おん?」
    「つらつらとセックスのダメ出しされてみなよ、心が折れると思わないか」
    確かに、納得する五条だった。想像しただけでインポになりそうだ。
    本日の被害者である夏油はというと、私服姿で憮然とした面持ちで突っ立っていた。半袖と短パン。と言っても自前なので男物である。半袖は七分丈、短パンはミモレ丈になってしまっている。組んだ腕には立派な乳がどん、と乗っており異様な貫禄がある。ブラジャー付けてんのかな、五条は純粋に気になった。
    「ともあれ、なんで取り込んだ本人が女になったかはわかんないけどねー。満足したら落ち着いて元に戻るんじゃないか?」
    この中で一番人体に詳しいであろう家入が所見を述べる。満足、それは要するにそういうことだろうか。五条と夏油は思わず顔を見合わせる。
    「ま、いつもとヤることは変わんないだろ?」
    グッドラック、そう言って彼女が突き出した拳の間からは、にゅっと親指が生えていた。
    「ああ、五条。男と違って女の身体はデリケートだからな、ちゃんと爪切って手ェ洗えよ」
    そう言い捨て家入はスタスタと廊下を戻っていく。
    「普段からやってるっつーの!!」
    校内に響き渡る五条の馬鹿でかい声に、夏油は顔を覆いしくしくと泣くのであった。
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    PROGRESSご都合呪霊による後天性女体化。五にょ夏。
    あほえろを目指しているがどうなることやら。
    この後にょたえろ、ちょこっとおすえろ、の予定。
    楽しい××のススメ(仮)とある任務の日。
    五条と夏油は廃れたホテルに居た。ここに湧いた二級呪霊の祓徐が今回の任務だ。
    ホテルの入り口で東と西の二手に分かれ奥へと進む。東担当となった五条の方は雑魚ばかりで、数は多いが大したことはなく、五条は気怠そうに呪霊を祓っていく。

    『悟、こちらが本命だ。でも大したことなさそうだから私ひとりでやっちゃうね』
    そう連絡が入ったのは五分前の話。夏油がそう言うなら大丈夫だろうと、たらたら歩きながら残りの低級呪霊を祓い合流地点へと向かう。
    そのとき——
    「わーーーっ!!」
    西の方角から叫び声が上がった。
    弾かれたように床を蹴り走り出す。廊下から非常階段へと続く夏油の残穢を辿り、階段を一段飛ばしで駆け上がる。薄暗い廊下にぼんやりと浮かび上がる見慣れた足跡は三階フロアの奥の部屋へと続いていた。夏油の足跡に重なるようにもうひとつ穢れが見て取れる。恐らく今回の討伐対象である二級呪霊のものだろう。気配を殺し部屋の中の様子を伺う。外れかけたドアから黒い背中が見えた。
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