あなたは白子のリンケイの
・通話するとき、どちらから掛けるか
・相手が何を考えているか読めなくなる瞬間
・朝が苦手で起きてこない相手の起こし方
について語ってください。
#shindanmaker
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・通話するとき、どちらから掛けるか
ケ「何かあった時の為に連絡先は交換したが、通話はしたことはない」
リ「グループチャットも業務連絡でしか使ったこたないですね。スターレスにいればそこで話せば良いので」
ケ「うん? 仮にするとしたら? 用事があるものがかける」
リ「ケイ、恐らく個人的な時のことを聞いているかと」
ケ「そちらのことか。個人的な時があるか分からぬが、先程と同じく必要などちらかが必要な時にするだろう」
リ「僕もそう思います」
・相手が何を考えているか読めなくなる瞬間
リ「今です」
ケ「ほう?」
リ「というか現在進行形もと言いますか……ケイは中々話してくれないので」
ケ「そういう貴様も何を抱えているのやら」
リ「嫌だな、ケイに対して疚しいことはありませんよ」
ケ「そう言うことにしておこう」
・朝が苦手で起きてこない相手の起こし方
リ「自分で起きますし、ケイも自分て起きてくれるので大丈夫です。……あぁ、でも」
ケ「何かあったか?」
リ「気圧の影響を受けた日はいつもより優しく起こしてあげます。あれは辛いですからね」
ケ「………」
リ「ほら、こんな風になるので僕が甘やかさないと」
ケ「リンドウ」
リ「ふふ、すみませんからかい過ぎました」
*
テーブルの上には小さな箱や袋が並べられている。さながら、ショーケースに飾られたものをそのまま出したかのよう。今はまさにバレンタインシーズン。箱の中身は勿論チョコレート。たまにチョコを使ったお菓子も入っている。今の時期はキャストへのプレゼントもバレンタインデーのそれに関連したものになってくる。今日食べられるだけ…と並べたものの、以外と結構な量だということに気付く。僕の分だけなら兎も角、ケイの分も並ぶとちょっと壮観?というかなんというか。
勿論選別はしてある。お客様から頂いたものはちゃんと食べたいとは思うものの、貰う量が凄まじいのと、偶に……いやそこそこ? まあまあかな? 意図的に髪の毛や爪等明らかに食べてはいけないものまで貰うことがある。そういうのは申し訳ないが気持ちだけ貰うことにしている。
「ケイはどれにします?」
「どれからでも構わぬ」
全部食べるのだからどれから食べても同じだと、ケイは僕の隣、ソファーに深く腰を掛けると先に淹れておいたコーヒーが入ったマグカップを手に取る。一口飲んで喉を潤しながら、僕がどれを手に取るか待っている様だ。
「じゃあ…一番左のからにしますね」
赤みが強いピンク色の包装紙に包まれた小箱を取る。破かない様に包装紙をゆっくり確実に外し、箱を開ける。と色も形も違うアソートチョコ。
存外、と言ったら失礼かな。甘いものも好きなケイの口元へトリュフチョコを持っていく。
「はい、どうぞ」
自分で食べれると突っ撥ねられるかな?と思っていたけれど、素直に口を開けて食べてくれて思わず口元が綻ぶ。美味しいですか?と問い掛けるとコクンと頷いてじっくりと味わっている様だ。口に合って良かったと僕が買ったものでは無いのに胸を温かくしていたのもつかの間、不意に手首を掴まれる。慌てて引っ込めようとした手…指先についたココアパウダーを追いかけて、ケイの赤い舌が伸びる。
「ッケイ…!」
彼の腔内で溶けたチョコレートと共に熱い舌が何度も指を這う。ココアパウダーなんてもうとっくに落ちているだろう。けれども僕の指はまだケイの腔内に囚われたまま。なんのつもりだろうか、なんて考え思い巡らすのは野暮なのだろう。
くるり、と手の平を上へ。指の腹でそっとツツ…と上顎みを擽り、また手を返して舌を指で挟んで撫でる。うっすらと目元を赤く染めて、涙で潤んだ青い瞳が揺れて、飲み下せなかった唾液が口端を汚す。
「全く…それならそうと、素直に言ってくれれば良いのに」
「だが貴様はこういうのが好きだろう?」
「えぇ、好きですよ」
ケイがやるからこそですけど。そう続けるとケイはしてやったりと悪い笑みを浮かべる。本当に悪い人だ。外的視覚的要因からなる高揚は、直様内側の劣情の炎を容易に煽る。ソファーにケイを押し倒して唇を重ね、舌を絡ませる。ほんのり甘い唾液を夢中で貪りながら、ケイのニットの裾から手を潜り込ませた。