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    みずくらげ

    @mizukurage0709

    ほぼ探偵撲滅二次創作アカウント全年齢向けの方
    ネタバレがあるのでご注意くださいませ💦

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    みずくらげ

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    ひむの……かな
    精神が不安定になる無能君の話
    ネタバレ有りエンド後
    彩華ちゃんが見えない世界線

    #探偵撲滅_BL
    detectiveEradication_bl

    精神不安定になる無能君の話過労で無能君の精神が耗弱する話
    被無っぽい
    (彩華ちゃんいないと精神消耗早そうだよね)

    事件から暫くして拘置所から外道探偵が入れられていた同盟監視用のマンションに移籍された。
    なんでも無能探偵が頑張って交渉をしていたそうだ、別に僕は望んでいないけど。

    場所が移されたからと言って特別何か変わる訳では無いが…

    無能探偵が様子を伺いに来たり、他のお人好しの探偵達もたまに来たりすることがあったり、差し入れの制限も拘留所より自由度は高いのかもしれない。

    (ピンポーン)

    被「何?また来たの…?」

    いつもの様に興味のない素振りをしながら玄関にいるであろう無能探偵に話しかけた。

    ……?

    いつもなら、何か言ってくるのだが返事がない。
    それどころか玄関から入ってくる気配がない。
    何かあったのだろうか?

    変に待たされるのも癪なので玄関まで迎えに出ることにした。

    被「なに?どうしたのさッ…」

    無「………………」

    仕事の荷物で扉が開けられないのかと思っていたから
    扉を開けて直ぐにぼんやりと無能探偵が立っていたことに少なからず驚いた。

    被「無能君…?」

    声をかけても反応はない。
    薄暗い玄関では顔はよく見えないが顔色も優れているとは言えそうになかった。

    被「とりあえず、中入りなよ……」

    無能君の手を取ってソファまで連れていく、そのままソファに座らせて自分用に煎れていた紅茶をミルクティーに代えて無能君に差し出した。

    被「どうかしたの…?」

    嫌味のひとつでも言ってやろうかとも考えたが、弱った彼に追い打ちをかけるような事を言う気分にもなれなかったので、できるだけ優しく声をかけてみる。

    改めて明るい場所で見ると顔色は良くない
    あまり眠れていないのだろうか?
    目の下にはうっすらと隈がみえる。

    理想さんがやらされていた仕事の内容は何となく知っているが、無能君も同じようなことをされていたのだろうか…?

    全てを公開した所で世界の体制が同盟が全て改善される訳では無い。
    正しい事をしても必ずしも感謝されるとは限らない。
    それどころか、誹謗中傷を受けることの方が多いのだ。

    人を人とも思っていない連中に無能君は無理を強いられているのだろうという事は一目瞭然だった。

    しかし無能探偵の心労の原因になっているであろう、僕は何て声をかけようか思案していると…

    無「…………ッ」

    ポロポロと無能探偵の瞳から涙が溢れては頬を伝い落ちてゆく。

    無「あっ…ごめんッ……」
    それまで、心ここに在らずだった彼が慌てながら袖で目元を拭う。

    こんな時まで僕に気を使う無能君に溜息が出る。

    ティーカップを零さないように机に置き
    そっと無能君の身体に手を伸ばす。
    そのまま、自分の胸に抱きとめるように抱きしめる。

    優しく無能君の背中をトントンとあやす

    被「いいこ、いいこ……」

    無「うっ……グスッ……」

    無能君が僕の服をギュッと掴んで声を押し殺すように泣いている。

    被「ここには僕しかいないから大丈夫だよ…」

    無「あっ……ッ、ふぇ…うぁぁぁぁあぁん」

    堰を切ったように泣き出した無能君を
    抱き留めたまま撫でる。

    無「グスッ…もっと頑張らなきゃって…分かってる…のに……みんな頑張ってるのに……出来なくて……」

    被「無能君はいつも頑張っているよ、
    それに君には仲間もいるでしょう
    もっと頼ってもいいんじゃないかな?」

    無「でもっ…僕がッ…頑張らなきゃ………僕じゃなきゃ……未来が……」

    被「…………」

    無「でも…怖い……辛いよぉ……」

    被「うん……」

    泣きながらポツリ、ポツリと漏れ出す無能君の心の内を僕はただ聞いていた。

    ーーーーーーーー
    ーーーーーー
    ーーーー

    暫くして泣き疲れたのか無能君は僕の服を握りしめたまま眠ってしまった。

    さてこれからどうしようか……?

    無能君が望むなら探偵同盟を潰すのも、
    一緒に心中を試みて見るのも良いかもしれない。

    気の優しい彼のことだから断られるかもしれないが……

    被「兎に角…もう、ここに無能君を置いておけない」

    このままではいずれ無能君は同盟に使い潰されて壊れてしまうだろう。
    幾ら無能君の仲間がいるとはいえ、無能君をずっと守る訳にはいかないだろうし…
    それが出来る人物も限られている。

    それに、無能君は他の仲間ではなく僕に最終的に頼る事を選んだのだ、たとえそれが偶然であったとしても
    結局の所、僕達(能力を持たされた子供達)を守ってくれる大人など存在しない。

    携帯を取り出し、連絡をかける。
    一通り連絡が終わりパタンっと携帯の蓋を閉める。

    被「これからは僕が君を守って(救って)あげる。
    やっと、無能君の事をちゃんと見えた気がするよ。」

    くっついてスヤスヤ眠る無能君の髪を指先で弄んだ。

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    という、無能君誘拐エンド
    そのまま明王とかの所で大切に幽閉されて欲しい。

    落ち着いたら逃げ出しちゃいそうだけど…

    時が流れて17歳になった文ちゃんとガックンが捜査で突き止めて乗り込んできて欲しい。

    個人的に目隠し(エンドシーイング防止)とかさせられて生活してくれると私が嬉しいな
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