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    リツ@字書き

    @ritu_kototoi57

    成人済|呪術五夏

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    リツ@字書き

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    五夏・七夕真ん中バースデー小説!
    日が経ちましたが、まだ完成しません。
    途中経過を晒します。

    【あらすじ】
    目覚めた夏油は、四百年前の江戸時代初期の世界にいた。そこで、『五条悟』を名乗る(どうみても本人にしか見えない)悟の先祖に出会う。白居易の漢詩「長恨歌」になぞらえた、七夕の悲恋。

    ※注意※
    悟の先祖であると同時に前世的な扱いで書いておりますが、厳密にいうと「別人」です。

    #五夏
    GoGe
    #小説
    novel

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    zeppei27

    DONEなんとなく続いている主福のお話で、単品でも読めます。七夕を楽しむ二人と、夏の風物詩たちを詰め込んだお話です。神頼みができない人にも人事を超えた願いがあるのは良いですね。
    >前作:昔の話
    https://poipiku.com/271957/11735878.html
    まとめ
    https://formicam.ciao.jp/novel/ror.html
    星渡 折からの長雨は梅雨を経て、尚も止まぬようであった。蒸し暑さが冷えて一安心、と思ったが、いよいよ寒いと慌てて質屋に冬布団を取り戻そうと人が押しかけたほどである。さては今年は凶作になりはすまいか、と一部が心配したのも無理からぬことだろう。てるてる坊主をいくつも吊るして、さながら大獄後のようだと背筋が凍るような狂歌が高札に掲げられたのは人心の荒廃を憂えずにはいられない。
     しかし夏至を越え、流石に日が伸びた後はいくらか空も笑顔を見せるようになった。夜が必ず明けるように、悩み苦しみというのはいつしか晴れるものだ。人の心はうつろいやすく、お役御免となったてるてる坊主を片付け、軒先に笹飾りを並べるなどする。揺らめく色とりどりの短冊に目を引かれ、福沢諭吉はついこの前までは同じ場所に菖蒲を飾っていたことを思い出した。つくづく時間が経つ早さは増水時の川の流れとは比べるまでもなく早い。寧ろ、歳を重ねるごとに勢いを増しているかのように感じられる。
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