Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    bagw0rm

    @bagw0rm
    好きなものを好きなように生産中の自己満足shipper
    格納庫

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 25

    bagw0rm

    ☆quiet follow

    【アススカ】
     付き合ってるアススカ。ケガしたskwとastrニキのお話。
    過去作格納

    #TF腐向け
    tfForRotten
    #アススカ
    asuka

    部屋で遭難していたとでも返せばいいさ【アススカ】 今日も今日とてエネルゴン奪取に勤しんだデストロン軍団。お決まりのようにサイバトロン軍の妨害に遭い、持続供給の場を得ることは叶わなかったデストロン軍団だが、いくらかのエネルゴンを回収した。指揮を執ったスタースクリームは自軍への被害が拡大する前に撤退の判断を下した。指揮官の出した帰還の令に、兵卒は次々と空へ舞い上がる。
     いの一番に海底基地に帰投したスタースクリームは速やかにリペアルームに向かった。
     自動ドアの開いたリペアルームは暗く、静かだった。すぐにオートで天井照明が点灯する。簡素なリペア台が十分な距離をあけて並ぶ。部屋の奥にはダメージの大きな場合以外用いられることのないチャージポッドがひっそりと鎮座している。
     スラスターが一定の速度で無機質な床を打つ音が響く。軽微な損傷の修復と塗装を手慣れた手つきで済ませたスタースクリームは、ふと普段喧しいスカイワープの声がしないことに気付いた。彼は未だリペアルームにも姿を見せない。
    ――出撃で撃墜されていたか?
     訝しみつつスタースクリームはメガトロンへ報告に向かった。指令室への道すがら海底基地唯一の昇降口を通りかかった。果たしてそこには黒紫の同型機が倒れ伏していた。損傷部分から煙が上がり、時折火花が散っている。
    「おい! スカイワープ?!」
     スカイワープは微動だにしない。駆け寄ったスタースクリームが肩を抱いて上半身を起こすと一層激しく、眩しすぎる白色の火花を吹いた。バチバチという放電と発火を繰り返す音の裏で基板が折れたようなバキバキという音やら電子部品が転がり落ちたようなカラカラという音やらとにかく嫌な音が重奏する。スタースクリームは機体の損傷状態を確認せずに不用意に抱き起こした己に舌を打った。
     静かに、損傷部分をできるだけ動かさないように床に下ろし、回り込んで損傷を調べる――スカイワープは完全にオフラインだった。戦闘機から変形してそのままシャットダウンしたのだ。損傷部分が腰背部となると同型のスタースクリームが彼を運ぶと状態を悪化させる恐れがあった。その上、リペアツールも簡易なものでは対処できず、リペアパーツも内部の電子部品まで揃える必要がある。応急処置とエネルギー補給は急いだ方がいいと断じ、輸送参謀に通信を入れた。

    「オイオイ……大丈夫なのかコイツ?」
     今回出撃せずに基地に残っていたアストロトレインは通信を受けて間もなくやって来た。
     アストロトレインのオプティックには床に倒れた機体が傍に立ったトリコロールの同型機より小さく映り、彼は頭を振った――ただ黒を基調とした塗装が故の錯視だ。
    「エネルギーが切れてる。チャージポッドに運べ。再起動したらエネルゴンを補給させろ」
     スタースクリームは大丈夫かとの問いには答えずに、簡潔明瞭に指示を与えて、リペアはその後だと締めくくった。
    「テメェは?」
    「オレはコイツのリペアの準備だ。いいからさっさと運べ。得意仕事だろうが」
     乱暴にすんなよと付け加えて、それでも踵を返さないのは、アストロトレインがスカイワープを運ぶのを確認せんとしてのことだ。しかしまさかスカイワープを、アストロトレインが運ばない道理はなかった。彼らはいわゆる恋人関係にあった。

     リペアルームに運び込み、迅速かつ丁寧にチャージポッドに黒紫の機体を横たえさせるというアストロトレインにとってのある意味最高ランクの任務は滞りなく遂行された。今、アストロトレインはチャージ中のポッド――そこに力なく横たわったスカイワープを、隣に設置された空きのポッドに凭れて眺める。チャージ完了までの時間はアストロトレインにとって嫌になるくらい長く感じた。
     ようようチャージポッドのライトが消え、チャージ完了を報せる。ポッドがオートで開いていく。アストロトレインの組んでいた腕に思わず力がこもった。
     ポッドが完全に開いてからしばらく、スカイワープは動かなかった。アストロトレインの緊張させた状態の駆動系統に並走する回路がジリリと痺れを訴えた頃になってようやく、ポッドに横たわった機体から小さく電子音がした。そのほんの些細な、ともすればセンサーも拾い逃してしまうほどの小さな音が、アストロトレインを大いに安心させた。彼は無意識に止めていた排気をした。
     回路が1つオンラインになると、後はあたかも水の浸み渡る様にささやかな機械音、電子音が四肢末端まで連なる。一瞬の無音の間をおいて、オプティックが弱く点滅すると、ぼんやりと滲んだ光が灯った。
    「スカイワープ? おい、ワープ」
     アストロトレインの常ならざる優しい声音に呼ばれてスカイワープのアイカメラがカチカチカチと緩やかに動く音がした。
    「あ……すと、ろ?」
     発声回路から出力された声音はザラザラとして途中ノイズが混じりさえした。スカイワープはきょとんとして、アストロトレインは小さく顔を顰めた。こっちだと教えてやるように、灰色の手が依然力なく置かれた紫色の手をそっと覆った。
    「おう」
     アーアーと発声回路の調子を試しながらも、スカイワープは、心配させやがってというアストロトレインの小さなつぶやきをきっちりと拾った。アストロトレインに視線を遣り、オプティックを細めて小さく笑んだ。
     その表情を見るにつけてアストロトレインのスパークはドキリと大きく跳ねた。機熱が微妙に上がり、思わず小さく頭を振った。

     スカイワープは機体状態をチェックする――センサーの類にエラーはない。全体的に出力が落ち、処理速度が落ちてはいるが、ほとんどはエネルギーの不足によるものだろう。内部損傷は複数個所、軽度から中等度。ただ一箇所、腰部を除いては。
     感覚回路は遮断された状態で、外部から回路がオフラインにされていた。さらに気の利くことに再起動してもオートでオンラインにはならないよう弄ってあった。腰部以降の感覚がすっぽりと抜けていた。ブレインに上がってきていた警告は被弾直後に弾いていたため、損傷状態に関する情報は更新されていない。試しに駆動系統に命令を入れてみたが下半身については全く動く気配がない。右にも左にも動かなければ、上にも下にも動かなかった。
     スカイワープは不愉快さを顕に口をへの字に曲げた。

     スカイワープが再起動した安堵に浸っていたアストロトレインだったが、彼にエネルゴンを摂らせなければと思い至り、チャージポッド傍に置いたエネルゴンキューブを手に取った。
    「飲めそうか?」
     横たわったままのスカイワープに、手にしたキューブを見えるように持ち上げ、軽く揺すってみせた。
    「……起きれねぇな」
    「だろうなぁ」
     あっけらかんとそう言ったスカイワープにそれだけ返したアストロトレインは、さてどうしたものかと呑気に思案する。大して考えもせずにエネルゴンをスカイワープの口元へ持って行き、キューブを唇に触れさせて口を開くように促す。
     スカイワープはジトッとした視線をアストロトレインにぶつけながらも唇を震わせて、ゆっくりと薄く開いた。
     エネルゴンを飲ませようとキューブをくっと傾けて、失敗した。一気に注ぎ過ぎたのだ。
     スカイワープがゲホゴホと咳き込み、唇から溢れた蛍光ピンクの液体がスカイワープの白いフェイスパーツを汚した。
    「ッテメ、ヘッタクソ!」
     面食らったのはアストロトレインだ。スカイワープが垂れたエネルゴンを乱雑に拭い取り、ちろりと下唇を舐める。アストロトレインのアイカメラはスカイワープの口元に釘付けになった。
     ふいにスカイワープがアストロトレインのグラスを持つ手を鷲掴み――といってもスカイワープの手ではアストロトレインの腕を抑えるような形でしかないが――揺すってアストロトレインをじっと見詰めて呼ばう。そこでアストロトレインはやっとのことで視線をずらし、今はほとんど己のそれと同色の輝きの戻ったオプティックを見た。
    「アストロ、アストロ」
     空いた方の手を自身の口元へもっていき、人差し指でトントンと示すと、唇をほんの少し突き出してみせた。
    「あ?」
    「口移し。名案だろ?」
     悪戯っぽく、どこか得意げに言う様は無邪気だ。お前満更でもねぇだろと畳み掛ける。コンコンと小気味よい音をたて、アストロトレインの腕を叩いた。
     アストロトレインはうるせえと一言言い返して、それ以上何か言われる前にエネルゴンを一口含んでスカイワープの唇に己のそれをぴったりと押し付けた。
    「んぅ、っく」
     口に含んだエネルゴンを全てスカイワープの口内に移し、ぴったり合わせて離さずにいた唇を、スカイワープが嚥下すると即座に身を引いて離した。
    「ん、はぁ……」
     一呼吸ついてスカイワープはうっとりと蕩けた表情を浮かべると、とろりとしたオプティックのままアストロトレインを見上げた。
     アストロトレインの機熱が上昇した。今度の熱はドロリと回路にこびりつくような粘着質の――気のせいだと無視するには身に覚えのあり過ぎる熱の感覚だった。
    「テメェ、それ、わざとやってんだろ……」
    「んー……」
     ちょっと考える風にして視線を外して、曖昧な返事で間を置いた。程なくしてくるりと戻ったオプティックがきらと光って、にーっと笑ったスカイワープは「だとしたら?」と一言そう言った。
     アストロトレインはくらりとしてリペア台に突っ伏した。頭部がスカイワープの腕にぶつかってゴンと間の抜けた音を立てた。
     アストロトレインにしてみれば堪ったものではない。このあとスタースクリームがリペアの準備を整えて入ってきたら、お取り込み中でした、などということになれば、金切り声を上げて間髪入れずにナルビームを撃ち込まれるに相違ない。今この状態のスカイワープ相手に接続など行うべくもないのだが、それにしてもケーブル接続なり、戯れに興じていれば、彼の銃口がアストロトレインに向けられるのは想像に難くない。どんなに同意の上だと言ったところであの航空参謀が聞く耳を持つわけがない、とそこまで考えてアストロトレインはうんざりして一つ大きく排気した。
     スカイワープがアストロトレインの頭を撫でる。
    「お前なぁ……後にしてくれ、リペアの後」
     呻くように低く絞り出したアストロトレインに、緩々と撫でる手はそのままにスカイワープは呑気にくつくつと笑った。アストロトレインが紫の腕をがっしりと掴んだ。
    「っはは、なぁアストロ。もっと」
     エネルゴンをよこせとアストロトレインの腕をカシカシと緩く引っ掻いた。
    「テメェ治ったら覚悟しとけよ」

     何度かの口移し、初めはついばむ様に少しずつ、徐々にスカイワープの方から戯れのキスが混じり始めた。口内のエネルゴンを飲み込んで、口が離れるとスカイワープは排気するように笑い、角度を変えて離れた唇を追いかける。くっついては離れ、角度を変えてまた距離を詰めた。最後にちゅうと可愛らしいリップ音をさせて唇が離れた。
    「おい、大人しくしろ」
     離れた唇を追いすがったスカイワープを窘めて、キューブの残りを呷ったアストロトレインは意趣返しだとスカイワープに覆いかぶさり、口づけた。そのとき最悪のタイミングで、背後の扉が開いた。
    「ワープの野郎は起きたか――テメェ何やってる?!」
     扉が開き飛び込んできた光景にフリーズしたのも一瞬、すぐに片腕が上がり、銃口が薄紫の頭部を補足する。案の定高い声が響き、返答次第では発砲も辞さないと言外に語っている。
    緩慢にスカイワープの口内にエネルゴンを注いでいたアストロトレインは、聞こえてきたナルビームのチャージ音に、口内の残りのエネルゴンをほとんど押し込むようにして流し込んで唇を離した。スカイワープが思い切り咽る。
    「エネルゴン補給だよ」
     勘違いするなとアストロトレインは言葉を投げて、咳き込むスカイワープのキャノピーを擦ってやった。
    「……そうかよ。おい、大丈夫かスカイワープ。リペアだ」
     胡乱な視線を向けつつも照準を外したスタースクリームは、持ってきたリペアパーツを抱え直し、スカイワープに呼び掛けた。
    「っげほ、スタースクリーム。
    ……ん、ああ、それでお前ノってこなかったのか」
     スカイワープのオプティックと口元が弧を描いた。
     アストロトレインは再びぐっと上半身を倒すとスカイワープの額に自らの額をコツリとぶつけて低く呟いた。
    「お前ほんとにそれ終わったら来いよ、いいな?」
     視線はしっかりと絡まったまま、依然ニヤニヤとしているスカイワープの額をアストロトレインは中指で弾くと、体を離した。
    「気が向けばな!」
     背を向けて離れていくアストロトレインにそう返事を投げると、舌打ちが聞こえた。入れ違いにポッドの傍らにやってきた、うんざりした顔のスタースクリームにスカイワープはなつっこい笑顔を向けた。
    「頼むぜ、兄弟」
     
     自室に戻ったアストロトレインだったが、リペアルームに置いてきた恋人のことが嫌でも気になった。彼はじゃれあう元気もあったが損傷は大きかった――スタースクリームのリペアは確実だろう。なにしろ同型機だ。心配はしていないが気になるものは気になるのだ。
     アストロトレインは寝台に腰かけると深く排気をした。中断された休日を再開する気にはなれなかった。ただ考えないために急ぎでも重要でもない仕事を片付けることにした。端末で作業的に終わらせられる仕事は、日頃こなすには退屈に過ぎるが、無心になるにはうってつけであった。
     放置して溜まっていた仕事もほとんど片がつこうかという頃、無心になっていたアストロトレインの意識を惹いたのは通知を知らせる電子音と端末画面上部に表示された通知バナー。スカイワープからのメッセージだった。直接の音声通信ではなく、わざわざ文字でのメッセージが端末に入った。スカイワープはあまり端末を利用するタイプではない。
    「なんだ?」
     アストロトレインは訝しんだ。No Titleとなっているそのメッセージを確認すれば、そこには簡潔な一文。
    「『機能確認中』……あ? ふざけてんのか?」
     アストロトレインの背後、紫の光がきらきらと渦を巻く。時空の網が小さく歪む。音もなく彼の頭部へと紫の腕が伸び、するりと指先が彼のオプティックを覆った。
    「だーれだぁっ!」
     アストロトレインは端末を傍らに置くと、そのオプティックを覆うスカイワープの指にそっと触れたのも一瞬、がっしりと掴むと引き剥がした。掴まれた指先を引っ張られ、スカイワープの体がアストロトレインに密着する。
    「おい、ワープはやめろっつってんだろ」
     安堵を隠すような明るい声にひそりと微笑んだスカイワープも、それを隠すようにアストロトレインの体に体重を預けるとけらけらと笑い始めた。
    「会いに来てやったぜ、喜べ」
    「おうおう、元気そうだな」
    「ん、”機能調整中”だ。言ったろ?」
     つい先ほどの文面とは異なるそれにアストロトレインは噴き出した。スカイワープの指をもてあそんでいたアストロトレインは、逆にその指をからめとられた。互いの指先が強く絡み合う。
    「”機能確認中”じゃなかったか?」
    「そうだったか? 細けぇことはいいだろ。見てのとおりワープ能力は問題なし。それより、お前が待ちすぎて錆びてねぇか心配してたんだぜ?」
     スカイワープは顔を上げて愉快そうに肩に口づけた。テンポよく軽口が飛び交うにつれ、ふれあいも増えていく。
    「馬鹿言え。待たせやがって」
    「ハハッ、素直なやつは好きだぜ」
     スカイワープはするりと指をほどくと重心を傾けて体を後ろに倒し、そのまま寝台へ倒れこんだ。背中の重さが消えたアストロトレインは、上体を捻って寝台に手をついた。スカイワープを囲い込むような体勢で、彼のサウンドセンサーへ囁いた。
    「気が合うじゃねぇか、俺もだぜ」
     小さく鳴いた籠の中の鳥は悠々とその手を伸ばし、肩越しに大きな翼の縁をなぞるようになでた。翼の縁を辿ると、次いで肩へ、そして腕を、指先は下りていく。そうして腕に頬をすり寄せて、アストロトレインの名をひっそりと呼んだ。
     スカイワープに応えようとしたアストロトレインだったが、ふと思い出したように目の前の彼をひっくり返した。彼は腰背部に手をやった。するりとなでる。それは性的なものを含めない、ニュートラルな触れ方だったが、スカイワープは小さく声をこぼした。振り向いて抗議するスカイワープも意に介さず、アストロトレインは他の部分についても傷を確かめる。
     彼のからだは先に見た損傷などなかったかのようになめらかだった。きれいに塗装も施され、痕跡もない。
    「きれいさっぱり治ってやがる。」
     大したもんだとスタースクリームに対する賛辞をこぼし、アストロトレインはなおスカイワープのボディーに触れ続ける。突としてスカイワープは彼の手を退けるとくるりと仰向けに戻った。
    「おい、ベットの上で他の男の話はなしだろ?」
     ガツッとアストロトレインの脇腹に蹴りが入った。蹴るのはありかよと言うアストロトレインの言葉を無視して、スカイワープはそのまま彼の腰に足を絡めた。それ以上何かを言う前に首に回した腕でアストロトレインを引き寄せ、口づけた。触れるだけのキスを角度を変えて繰り返す。
     やにわに端末からコール音が響いた。意識を引っ張られ、ちらとそちらに視線を向けたアストロトレインの頭部をスカイワープが抑え込んだ。さらに引き寄せて深く口づける。
    「こっち。いいだろ、なぁ」
     スカイワープは転がっているであろう端末の位置に適当に検討をつけ、そちらへ足を延ばした。数度寝台の上で空を蹴ったつま先に、こつんと当たった端末はそのまま寝台から落ちた。コール音はやまない。さらにスカイワープはアストロトレインの頭部をホールドしていた手をするりとなでるように移動させ、彼のサウンドセンサーをふさいだ。角度を変え、舌を絡め、口腔内オイルを吸う。キスが長くなるにつれ、口腔内にオイルが溜まり、絡み合う舌の間で音を立てる。
     コール音はバックグラウンドに遠ざかり、キスの音だけが口腔にこもり大きく響き、より近く、より生々しくセンサーが拾う。アストロトレインは喉奥で笑うと、反撃とでもいうかのようにスカイワープの舌を押し返し、彼の口内へ舌を侵入させた。ぐっと彼の肩を掴み、をさらに寝台へ押し付け、吸排気もそこそこに角度を変えて唇を合わせた。
     コール音がやみ、端末のロック画面に表示されたポップアウト通知に続き、メッセージの受信を知らせる通知音が一度響いた。ロック画面に新たに通知が並び、簡潔に内容が示された。
    『そこにスカイワープがいるならすぐに連絡を――』
     しばらく表示されていた端末の画面が、確認されることなくブラックアウトする頃には寝台の上のふたりは互いの熱に没入していたのだった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👍
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works