cho_kenjatime @cho_kenjatime 吉良雛、🦆🐺、🥴🐺、晶♂フィとアレファを推して書くタイプのオタクです。 ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 16
cho_kenjatime☆quiet followDONE何事もなければこんな感じの新刊表紙になります🙇♀️(と言っていたらミスに気づいてしまったのでどこかが実物と変更されます…😂)この間まで進捗上げてた絵もどこかで使われます🙇♀️ Tap to full screen (size:1543x1069).Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow cho_kenjatimeDONE新刊カバーです。実際には下側2文字は箔の予定です🙇♂️御祝儀袋と不祝儀袋をイメージしたものの、めでため要素(?)が勝ってしまった気がする🤔 cho_kenjatimeDONE何事もなければこんな感じの新刊表紙になります🙇♀️(と言っていたらミスに気づいてしまったのでどこかが実物と変更されます…😂)この間まで進捗上げてた絵もどこかで使われます🙇♀️ cho_kenjatimePROGRESSもうひと踏ん張り😇 cho_kenjatimeDONE吉良雛本のサンプル⑤です。三章の中盤までです。ルキアと恋次の婚約報告な宴会での吉良と雛森です。吉良雛本サンプル⑤ 三章中盤 晩夏を越え、暑さを引きずりながらも暦の上では秋が訪れた。 気温は易々とは下がらないが、からっとした空気は真夏のそれとは確かに違う。夏場の、外出を躊躇わせる日差しも、徐々に和らぎつつあった。 同期から連絡が入ったのは、そんな季節だった。 伝令神機を手に、ああ、もしかして、と雛森は温かな予感に口元を綻ばせた。 真央図書館で偶然出会った、八番隊副隊長を歴任した女性死神達と別れて、夕暮れの街を歩く。 祝いの席になるであろう宴会を前に、雛森の中には弾む心がある一方で、後ろ向きになる心があった。 雛森と吉良に対する周囲の反応を思うと、ほんの少し憂鬱がよぎる。 藍染の目論みで一時的にとはいえ対立し、ただの同期という表現には収まらない関係となってしまった雛森と吉良。周囲がそれとなく関係調整をはかっていることに、申し訳なさを感じながらも有難く頼っている部分が、雛森にはあった。 8360 cho_kenjatimeDONE吉良雛本のサンプル④です。二章本文です。大戦終結後三年目の吉良の誕生日を迎えた同期三人組の話です。パスワードを解除いたしました。吉良雛本サンプル④ 二章「憧れは理解から最も遠い感情だよ」 はっとして、まだ暗い部屋の中で目を開いた。太陽が昇ってくる気配はない。 心臓はうるさいばかりで、布団の中で冷え切った手足を温めてはくれない。 胎児のように縮こまって、震えて上手く出てこない吐息を指先に吹きかける。 ああ、明日早いのに、今晩は眠れないのかな。 ——未だに甦る、現実に起きた悪夢の記憶。 血溜まりに沈み、いよいよ思考が止まる寸前、おぼろげに耳にした言葉。 敬愛する上官の、馴染み深く穏やかな声音で読み上げられた、不穏当な言葉。 この胸を刺し貫いた刃よりも、痛烈に深々と心を抉った言葉。 痛覚が麻痺して最早何も感じられなくなった肉体の傷よりも、遥かに痛かった。 13287 cho_kenjatimeDONE吉良雛本サンプル③ 二章冒頭(導入)パート。誰かのモノローグです。パスワードを解除いたしました。吉良雛本サンプル③ 二章冒頭 道すがら、花の香りを運ぶ暖かな風に髪を撫でられて並木を振り仰ぐと、桜の木々がほんのり色づいた枝先を、嬉しげに手でも振るように揺らしていた。霞んだ青空を背景に、綻んで赤みがかった蕾がよく映えている。 人目が無いのを良いことに、他隊へ書類を届けに向かう足を束の間止めて、見入る。 また、季節が巡った。 このまま順調に開花が進めば、今年度の新入生は満開の中で入学できるかもしれない。遠い日の自分達も、そうであったように。 桜に感傷を煽られるのか、毎年この時期になると、死神を志して霊術院の門戸を叩いた頃を思い出す。 無垢な希望に胸を高鳴らせ、その先に何が待ち構えているのかも知らず、新たな世界へ足を踏み出したあの日。 2446