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    Tyon。

    五悠を書いています。
    誰かに刺されば嬉しいです!

    @yon_472

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    Tyon。

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    五悠です。
    野薔薇ちゃんと悠仁くんがお買い物行きます。
    五と悠は付き合ってます。まきのば要素あり
    続きます。

    (ふりがなは自分用…)

    #五悠
    fiveYo

    張り切って行こう来週は近所の夏祭り。
    釘崎が浴衣を着たいというから買い出しに付き合わされている。

    「もうー、あとどこ見んの?」
    「あと5件はみるわ。まだ何も見つけてないもの。」
    「あと5件?!もう疲れたんだけど。浴衣選び悩みすぎじゃない?」
    「はぁ?真希さんに見せるのに、かっわいい〜のにしたいんじゃない!妥協はできないわ」
    「まぁ…そうか…」

    釘崎は、真希先輩に浴衣姿を見せるために張り切っている。
    でも、女の子の楽しみなんだろうとは理解できる。
    男の俺が好きな人のために、浴衣を選んだところで、可愛いとはならない。しかも俺の好きな人は男だし、尚更女性の浴衣姿の方が良いに決まってる。

    「まぁいいわ。一度休憩にしましょう。マックで良いわよね。」
    「え、まじ?ラッキー!」

    近くにあったマックに入って休息することに。

    「あー今日もあちぃー」
    「そうね。そういえば、あんたってあの変態と付き合ってるんでしょ。」

    "あの変態"とは、五条先生を指すのだろう。

    「うん、まぁね。」
    「夏祭りの日は一緒に行くの?」
    「あー、わかんね。その話はしてないな。先生、忙しいし。」
    「へぇ、なら虎杖は浴衣着ないのね。」
    「え?なんで?」
    「なんでって、あんたも着ると思ったから、今日買い物に誘ったんじゃない」
    「え?そうだったの?ただの荷物持ちかと…」

    釘崎なりの優しさなんだと気づいた。
    だから、まだ浴衣を決めずにお店を回っているのかとも気づいた。
    俺が浴衣の類を全く買ってないから。
    しかし盲点だったな。浴衣なんて着たことなかったし、誰と行くとか考えてなかったから、全く気にしていなかった。

    「当たり前じゃない。荷物持ちは当然として、好きな人に一番綺麗な自分を見せたいでしょ。男でも変わらないでしょ、そこは。」
    「いやー、まぁそうだけどさ。でも、俺の場合見せるの男だよ?着て、どう反応されるのが正解?可愛いとも違うしさ。」
    「それが何よ。誰が相手だろうが、一番良い自分を見せたいと思うならそれで良いじゃない。」

    釘崎はたまに確信をつく。
    確かに、先生と休日に出かける時は、髪型変えたり、一番気に入ってる服とか選んでしまう。
    「似合ってるね」って言ってもらうと、嬉しくなる。

    「そして、いつもと違う雰囲気を見せて、さらに相手を惚れさせるのよ!」

    釘崎はより一層張り切っている。それに自分も看過された。

    「うん、そうだよな。分かった。俺もちゃんと探すよ!」
    「よし、そうとなったら、買い物の続きよ!!」




    ー尞、悠仁の部屋

    買い物も終え、やっと自室に戻った。
    買った浴衣を広げてみる。
    釘崎に見立ててもらった、淡黄檗色(うすきはだ)の浴衣に、茶色に金の線が入った帯。
    俺に似合うかはよく分からないけれど、友達に選んでもらったことが嬉しい。
    先生に似合ってるって言われるかなとか、あんまりしない格好にドキドキしたり、更に夏祭り当日が楽しみになった。
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