スカートの下ー悠仁視点
「先生、その下、生脚?」
釘崎の真似をしてスカートを履いた先生。
スカートから覗く、白くて長い脚。
「そうだよ〜やっぱり女子のスカートは、190の僕には短いね。」
そう言いながら、裾をヒラヒラすると、チラチラと下着が見える。
28歳のいい大人が何してるんだと思う反面、そのチラリズムに興奮する自分がいるのも事実。
男の脚なのに、体毛が薄く、陶器のような白い肌。
丈の長さがその高身長には足りなすぎて、見える下着。下着と太ももの境に目がいってしまう。
なんか、ムラッとした。
「先生、早く着替えなよ。あと、ちゃんとスカート返しなね。」
「はーい。」
先生から手元の漫画雑誌に視線を変えた。
これ以上見てると…なんかやばい。
先生がすぐそばでスカートからスラックスに履き替えているところが、視界にチラッと入ってくる。
それだけでも、だんだんと下半身が反応してくる。
漫画雑誌に集中するけど、(早く治れ、早く治れ)と落ち着かせることで頭がいっぱいだ。
◇◇◇
ー五条視点
「どーもー!釘崎野薔薇どぅえーす!」
「あははは!先生、それはやばいって!!」
ふざけて拝借したスカートを履いて悠仁に見せると、思っていた通りの大爆笑だった。
笑い疲れた頃に悠仁は、まじまじと僕を見て「生脚?」と聞いてきた。
わざとスカートの裾をヒラヒラと揺らしてみる。
この丈の長さなら、下着も見えているだろう。
健全な男子高校生には、男の生脚なんて興味はないだろうが、悠仁をちょっと刺激してみたくなった。
「先生、早く着替えなよ。スカート返しなね。」
そう言って、漫画雑誌に目を戻してしまった。
てっきり、「パンツ見えてる!」くらい言われるかと思ったけど、反応は思っていたよりもあっさりしていた。
「はーい。」
もっと面白い反応が見れるかと思ったが、やはり悠仁は僕に対して、そういう興味はないらしい。
急につまらなくなり、スラックスに着替える。
この子に興味を持たせるには、どうしたらいいだろう。