作品と解釈振り返り①⚪︎リンハルトの清潔好き
話によっては数日風呂入ってなかったり、ちょっと解釈に開きというか、含みを持たせてる部分かもです。衛生感(というか入浴の習慣)が現代日本と違うので一律では測れないと思いますが…
平気で床で寝るけど血は嫌、服はゆるっとしてるものを選ぶくせに襟のボタン全部留めてる、とか、本人の感覚的な物差しが強そうな部分かと思います。私もこの辺の理解ふわっとしている…
⚪︎諦めの悪いリンハルト
やると決めたらやる、やらないならもう一切やんない、ただしなかなかやると言わない。という男だと思っています。逆に言うとやると決めたら大抵のことをこなせる器用さは本当はある。能力値にはムラはない、好き嫌いと興味の有無によるやる気の差が激しくて、それが全て…という捉え方をしてます。
⚪︎長く主を失うと〜
この書き出しは私もまあまあ印象に残っているもので、たまにまとめを読み直すと「あっこれかあ〜」と概要思い出せます。なのですごく嬉しいお言葉です。
⚪︎リンハルトの優しさ
好きだと思ったらしれっと許容範囲が広くなる、ってタイプだと思ってます。「まあいいか…」の範囲が結構広がる。ただ、それを押し付けがましくもしないし、そもそも自分から「ここまでいいよって思ってるよ」とかは言わないって感じですかね。やりたいわけじゃないことを進んでアピールする必要はない、みたいな…
なので当事者以外には全く伝わらない、下手したら当事者にも理解されないタイプの優しさ、寛容さなのかなーと。
⚪︎人間の身体になったベレト
個人的に銀雪の理念とか、「周囲から慕われている先生」をはっきり感じるルートなのが好きでいつもベースがそこになってしまうのですが、
リンレト書き始めた当初は紅花もよく書いてました。
身体の変化にびっくりする先生、はここだけでしか書けないので、考える上でもおいしいポイントですよね〜。
⚪︎1番になりたい
作品についてのコメントではないですが…
「1番になりたい」は、これ以上なくわかりやすく、正確で、ストレートな言葉だと思います。
他者に理解されることをほぼ諦めている(=他人と話すのは面倒くさい…になりがちな所以?)リンハルトが、
「相手に受け入れてもらう」必要性があるプロポーズという行為に出て、
「理解してもらえる、伝わる言葉を選ぶ」というらしくない手間を踏んでいる、と感じるので、支援Sは好きです。
自分のことを自然に理解してくれる、話していて楽しい…先生相手であっても、これだけはしくじりたくなくてちょっと考えてきたのかな…と思うと微笑ましい。
⚪︎すっぱだか
そうかも。書くと無駄な気がするからなんか羽織ってるのは書かなかったとかもあるかも?でもこの2人ならすっぱだかも全然ありうるし、もしくは私のことだから書き損ねたんじゃなかろうかとも思います。
一旦全裸で。
⚪︎「知りたがりなのに〜」
ここわりとミソというか…
知られたがらない、というのは、もうちょっと正確に言うと「理解されるための努力をしない」なんですよね。
でも、理解されることはわりと、リンハルトにとっては心地の良いことなんだろうと思います。悪い気はしないみたいな。
褒められたり、理解されたり、認められる…という経験が薄く、おそらく生まれながらにして変わり者であるがゆえに、理解されることを求めなくなった…って感じなのかなと。まあ実際常人よりはそこについてなんとも思わない方でもある。
でも、偏見がなくて、まあまあ知りたがりで、なんでも頷きながら話を聞いてくれる先生は希少で、だからこそ懐く…という側面は多分あると思っています。
⚪︎怖い話
実はそこそこの数書いてて、敵対リンハルトについて書いたのがこれしかないんですよね。
というのも、メリセウスにいるリンハルトって多分、自分が死ぬこともわかってるし、全部諦めてて、あーあって感じでそこにいるんだよなーと思ってるからです。
ラブとかロマンスとかそういうところにいない。し、先生は遺言こそ聞くけど殺すもんは殺す。ので、リンレトが始まりようがない(あってもいいとは思うけど、私の力量では「捻じ曲げた」感が強くなるので気が進まない)からだと思います。
メリセウスの敵対リンハルトは、ドロテア支援Aでいうところの「逃げ続けた結果、逃げる場所がなくなる」の具現化なんじゃないかなあ、と捉えています。うまく説明できないけど。
⚪︎少なくともここにいる僕はね
これは正直読者サービス面がある。ギリ言わなくはないと思います。リンハルトはif話するのまあまあ好きだろうし。