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    deundeuun

    @candi___ru059

    🔥🎴・💎⚡️が大好きです💕 久々腐りました。 
    腐る直前に書いたssなども、あげたりしてます。今は大腐りです。

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    deundeuun

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    💎×女夢主のssです。下手くそですが、初めてですので、大目に見てやって頂けると、ありがたいです🙇‍♀️ 😘してます。

    ずっとそばにいてくれる人有名な観光地でも、話題の場所でもない、家のそばの小道。いつもの散歩道。犬の散歩や、買い物に向かう人、ベビーカーを押す人、日常の、普通の光景。私達も多分にもれず、この道のお世話になっている。彼が窓の外を見てから、すっと立ち上がるのがサイン。
    「行くか?」
    すぐに返事をして、急いで支度する。玄関のドアの前で待つ彼。休日の散歩は彼の声かけから始まる。

    「今日はなんだか暑いなぁ。」
    ほどなく彼が言う。
    「背が高くて、お日様に近いからじゃないの?」
    笑って言う私に、
    「確かにそうかもな。ははは」
    なんてことない普通の日が嬉しい。

     歩道には色々な木が植えてある。春先の木蓮や、梅雨の紫陽花もきれいだし、秋の銀杏の絨毯も大好き。冬は枯葉の上を歩くのも楽しい。でもそれ以上に楽しみなのが、大きな桜の木。彼も同じみたいで、桜の木が見えてきたら、嬉しそうな表情をしてる。私も更に嬉しくなった。
    「やっぱり、この桜が1番だな。」
    何度も頷く私に微笑みながら、
    「だよな!」
    少年のような可愛い笑顔に、私はボッと顔を赤らめてしまう。彼に気付かれないように小走りに木に近付いた。遠くから見ても、下から見上げても、やっぱり綺麗で立派な木。長く下がっている枝を見つけ駆け寄ると、下を見ない私は根に引っかかった。あ!転ぶと思ったその時、身体が浮いた。
    「その根っこに引っかかるのまで、春の風物詩にしなくていいんだよ。毎年同じとこで…全く。」
    呆れ顔で私を見る彼。恥ずかしいからなのか、さっきの彼の笑顔を見てドキドキしてなのか、太くてガッツリした彼の腕に抱えられてるからなのか、わからないほど顔が真っ赤になってしまった。
    「ぷっ!赤すぎ!」
    呆れ顔から笑い顔に。笑われてバツが悪くなった私は、彼を少しにらみつける。彼がふと真顔になって、顔を近づけて来た。
    「!?」
    ビックリして目をつぶる私…の両耳をつまんで、引っ張られた。
    「耳まで赤くする位恥ずかしいなら、来年は下見て歩かなきゃだな。キスでもされると思ったのか?」
    恥ずかしすぎて、背中を向けてみる。恥ずかしいやら、ムカッとするやら…そんなことを考えていたら、ビックリするほど強い風が吹いた。

     桜吹雪だ!と思う間もなく、視界が暗くなった。彼が私を、その大きな手で塞いでいた。
    「大丈夫か?」
    「大丈夫だよ。さすがに飛ばされないよ、いくら小さくたって。」
    笑う私に
    「そら良かったな。しかし、強い風だったな。桜散らしの風ってやつか。…て、痛って!」
    枝が顔に当たったみたいで、涙目になってる。顔を押さえて、見るからに痛そう。
    「すげー痛い。泣きそう。」
    八の字眉毛にしながら、私の肩にもたれかかる。彼の体温を感じる。少し長めの髪、サラサラできれいだな〜じゃない!
    「チョット〜重たいよ。…ってか、頭に桜ついてるよ。」
    取って見せると、吹き出された。
    「いやいや、俺よりお前!頭どころか全身桜まみれだわ!どんだけピンク色なんだよ!」
    どの涙なのかわからないくらい泣きながら笑う彼。つられて笑ってしまう。
    「2人とも桜になったみたいだな。自分が花になるなんて、俺達派手で最高じゃねえか。いいな!」
    俺達って言葉に私は更に嬉しくなる。彼が見上げて言う。
    「散るときが綺麗な花なんて…と思ってたけど、この綺麗さには勝てねえや。(私を見ながら)お前が一緒にいるから、余計にいいと思うんだけどな。」
    にっ!と音がしそうなくらいの、今日1番の笑顔を見せる。
    私の脇をひょいと抱えて、近くのベンチに連れて行く。
    「よし!チョット休憩!」

     彼と私の身長差は数十センチ。いつも私に合わせて話してくれる彼。ありがたいなぁ。ていうか、悪いなぁ。地味な私じゃ背も高くて、カッコイイ彼には合わないかなぁ。

    トン

    彼の頭が、私の肩に。チラッとこちらを見て
    「また変なこと考えてる顔してんな。俺がお前がいいって言ってんだから、派手に納得しとけよ。わかったか?」
    ちょっと涙目になったから、頷いて返事した。彼の方を見てみると、なんとこの短時間でもう寝息を立ててる。疲れてたんだなぁ、それなのにお休みの日に私と出かけてくれるんだ。嬉しいなぁ。よし!お夕飯は彼の好きなもの作ろう。スマホをポチポチ。横から大きな人差し指が出てきた。
    「これ。これ食いたい。これしか食いたくない。」
    「材料ないや。」
    「じゃ買いに行くか。」
    のびをして、あくびをひとつ。スクッと立ち上がる彼。なんで、この人こんなにカッコいいんだろ。まじまじと見てしまう。彼は急に私の肩を抱き、キスしてきた。
    「今度こそちゃんとキスできたな。」
    ペロッと舌を出して笑う。
    「んっ」
    と彼の大きな手が私の前に。手を繋いで桜の木を後にした。散るまでにもう一度来よう、また2人で。
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    💖💗
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    Replies from the creator

    deundeuun

    PROGRESSさねみんのお誕生日ssの進捗です。
    思いっきり途中ですが、良かったら読んでやってください。
    まだ未定 勤め先の路線には最近新しく出来たホテルがある。外資系のオシャレなやつだ。黒と白を基調に、吹き抜けのエントランスは小洒落てるな、と芸術に疎い俺でもそう思う。同僚の無口な奴は「おい、なんだ?俺の真似か?」とかブツブツ言ってたな。黒と白のストライプは全部自分だとでも思ってるのかね。だけど、自分の好きな奴からのお茶の誘いには即飛び乗って「おい、不死川。あのホテルはとても雰囲気が良いぞ。何より落ち着くな。やはり色のコントラストが良い。」と手のひらを返すどころか、全身ひっくり返ってんじゃねえのか?くらいの勢いで話し始めやがった。話半分に書類の整理を始める俺の腕を掴み、くるっと自分の方に向きを変えて、まだ話す。「そしてな!彼女は目当てのアフタヌーンティーを俺の分も予約していてくれてな!紅茶やコーヒーもうまく、沢山話す彼女はとてつもなく可愛らしく、愛らしく…」…始まったな。小さなため息をついて、顔の向きを変える。まだ続く…「そして、あのシックな建物の中でカラフルで美しいアフタヌーンティーのケーキの数々!小さいが全て甘さ控えめで美味かった。…そして、彼女がな…」まだまだ続く“彼女”の観察日記を右から左に受け流しつつ、そのホテルに行ってみたくもなった。
    1872

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    deundeuun

    DONE #rntnワンドロワンライ に参加致します。
    「自惚れても、いいのだろうか。」を選びました。
    ⚠️
    ・🔥🎴 ・継子if ・ちょっと🔥さん弱気
    知らなかった、君のこと。 君の目は丸く大きく美しい。君の口は大きく開く、口角がぐっと上がるのが可愛らしい。君の手は…自分ではガサガサだと言っていたが、妹の頭を撫でるとき、彼女だけでなく、周りまで幸せにする。そんな君が、何故。何故なんだ。俺には全くわからない。何故俺の羽織を抱くのか。


     目につく隊士だった。殺伐とした鬼殺隊の中で、彼の周りだけ笑い声が絶えなかった。笑い合うだけでなく、最後には皆を鼓舞する。不思議な光景だった。鬼に家族を殺された者が多い鬼殺隊で初めて見るタイプだった。気付いたときには、目が追うようになっていた。今思えば、ややこしい家庭に育った俺が無意識に温かさを求めていたのかもしれない。 
     俺は自分に何も自信はない。ただ声が大きく、少し強いだけだ。君のように周りを笑顔にできるのかもわからない。近くにいる太陽のような君。そんな君が継子になってくれ、俺はその温かさを少し浴びることができ、幸せだった。夜毎命を賭して闘う、心身共に疲れる日々の、まさに癒しであった。気持ちが温かく、穏やかになるのがわかった。
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