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    deundeuun

    @candi___ru059

    🔥🎴・💎⚡️が大好きです💕 久々腐りました。 
    腐る直前に書いたssなども、あげたりしてます。今は大腐りです。

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    deundeuun

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    🔥🎴の全年齢ss
    ド健全。🔥さんは美容師です。
    よくわかってないので、なんとなくで読んでやってください。

    鏡に映る君 階段を駆け上がる足音は軽く、あっという間にドアは開けられた。肩で息をしながら、汗を拭きながら、ニコッと笑いながら話しかけてくる。
    「遅く…なりました!すみません!」
    「いや、大丈夫だよ。連絡もくれてたんだから、そんなに汗かくほど走らなくても…」
    爽やかで可愛らしい笑顔に自分も笑顔で返す。
    「あ、そうですね!は!汗かいたら髪切りにくいですかね!すみません!」
    今どきの若者らしくない誠実な彼が、最近の俺のお気に入りだ。可愛らしく、弟が出来たようだ。
     2度目の謝罪と共に下げた頭を、そっと上げながらこちらを覗く。上目遣いが無意識なんだから、怖い。
    「いや、最近暑いからね。仕方ないよ。大丈夫。少しクールダウンしよう。アイスコーヒーでいいかな?」
    彼に背中を向け歩き出す。俺の口元が緩んでいることに気付かれてないだろうか。

     ハサミで髪をすく音は小気味いい。ジョキともジャキとも取れるその音は、切られる方も切っている方にも聞こえる、2人の共有する音だ。それをこの静かな2人だけの空間で、2人だけで耳にする。2人だけの秘密みたいだな。と、こっそり想う。
     さて、今日の可愛い弟は初夏の暑さもあって、お疲れのようだ。船を漕ぎ始めた。長いまつ毛が下を向き、唇が少し開き、控えめな寝息が聞こえる。なんて可愛さだ。なんというか、…可愛い!最近男らしくなったけど、あどけなさが残ってる。この後も実家のパン屋の片付けに行くんだろう。一人暮らしを始めて、経費削減のため俺の所で髪を切り始めた。あ、いや、もっとこの店に来るのは小さい頃からだ。確か親父さんとうちの親父が仲良くて…だよな。まぁ、顔見知りではあったが、ここまで長く付き合うとは。親父に髪をカットされて、にこっとする彼は可愛かったなぁ…

    「はぁ!!!!!すみません!」
    ジャキィィィン!!!!!

     彼が起きて、体をビクンとさせたとき、運悪く俺の体もビクンとした。主に右手がビクンとして、静寂が漂った。小さなパサッという音と共に、彼の髪の毛が少し床に落ちた。
     顔を見合わせて、2人で変な笑顔を見合う。
    「「ごめん!」なさい!」
    「俺が寝てしまったから!」
    「俺がハサミを下げておけば良かった!」
    今度は2人で頭を下げ合う。
    「せっかくの親父さん譲りの綺麗な髪を、申し訳ない。だけど!」
    真っ直ぐに彼に向き直り、両肩を掴み話す。
    「かっこいい髪型にするから!炭治郎に似合うような!だから…」
    「はい!杏寿郎さん!お任せします!よろしくお願いします!」
    真っ直ぐ綺麗な瞳でこちらを見つめ、腕を掴んできた。
    「よし!任せて!じゃあ、真っ直ぐ向いててね!」

    「ふぅ どうかな?」
    「わぁ!こんなに髪短くなるの久しぶりです!」
    鏡を見ながら彼は言う。
    「いつもはせいぜい整えるくらいだもんね。夏だからスッキリしていいんじゃない?結構刈り上げたし、こことか…」
    刈り上げた襟足をそっと撫で上げる。
    「ひゃ!」
    また彼の肩が跳ね上がる。
    「ご!ごめん。驚かせたかな。」
    彼の顔を覗き込むと両手で顔を隠してる…けど、耳がすごく赤い。
    「お!俺!帰ります!ありがとうございました!」
    すごい早口で立ち上がると、ドアに向かって早歩きをしている。
    「か、かなり短く切ったので!し!しばらくは来なくて平気ですね!」
    彼の手を止める。ドアを開けさせない。こっちももう落ち着いていられない。
    「待って。髪はね、短いとメンテナンスが大事なんだ。今日のは長くなると変に見えるから…そうだな。来週から毎週来て。わかった?」
     

     いつもの、年上なのに可愛らしく微笑む彼しか知らない。こんなに顔を近づけて、こんなに俺だけを見つめて、ゆっくり低い声で話されたことなんてない。俺に来週も来いと言って、微笑む。なんだろう。心臓が…ドキドキしてる。ハッと我にかえって、
    「は!はい!じゃあ!」
    とにかくドアを開けて、階段を駆け降りる。通りに出て息を整える。と、スマホが鳴った。
    『待ってるからね?ちゃんと来て。来てくれるまで待ってるから』
    2階を見上げると、彼が窓からこちらを見下ろして、手を振っていた。そっと手を挙げるけど、またドキドキしてきた。頭を下げて歩き出す。


     炭治郎?気付いてる?カットモデルってね、美容師側が切りたいように切るんだよ。なのに君の髪を整えるだけって、チョット違うんだよ。いつか、気付いてくれるかな。


    ーーおわりーー
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    💒💖💒💖💖💖💇💯
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    Replies from the creator

    deundeuun

    PROGRESSさねみんのお誕生日ssの進捗です。
    思いっきり途中ですが、良かったら読んでやってください。
    まだ未定 勤め先の路線には最近新しく出来たホテルがある。外資系のオシャレなやつだ。黒と白を基調に、吹き抜けのエントランスは小洒落てるな、と芸術に疎い俺でもそう思う。同僚の無口な奴は「おい、なんだ?俺の真似か?」とかブツブツ言ってたな。黒と白のストライプは全部自分だとでも思ってるのかね。だけど、自分の好きな奴からのお茶の誘いには即飛び乗って「おい、不死川。あのホテルはとても雰囲気が良いぞ。何より落ち着くな。やはり色のコントラストが良い。」と手のひらを返すどころか、全身ひっくり返ってんじゃねえのか?くらいの勢いで話し始めやがった。話半分に書類の整理を始める俺の腕を掴み、くるっと自分の方に向きを変えて、まだ話す。「そしてな!彼女は目当てのアフタヌーンティーを俺の分も予約していてくれてな!紅茶やコーヒーもうまく、沢山話す彼女はとてつもなく可愛らしく、愛らしく…」…始まったな。小さなため息をついて、顔の向きを変える。まだ続く…「そして、あのシックな建物の中でカラフルで美しいアフタヌーンティーのケーキの数々!小さいが全て甘さ控えめで美味かった。…そして、彼女がな…」まだまだ続く“彼女”の観察日記を右から左に受け流しつつ、そのホテルに行ってみたくもなった。
    1872

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    deundeuun

    DONE #rntnワンドロワンライ に参加致します。
    「自惚れても、いいのだろうか。」を選びました。
    ⚠️
    ・🔥🎴 ・継子if ・ちょっと🔥さん弱気
    知らなかった、君のこと。 君の目は丸く大きく美しい。君の口は大きく開く、口角がぐっと上がるのが可愛らしい。君の手は…自分ではガサガサだと言っていたが、妹の頭を撫でるとき、彼女だけでなく、周りまで幸せにする。そんな君が、何故。何故なんだ。俺には全くわからない。何故俺の羽織を抱くのか。


     目につく隊士だった。殺伐とした鬼殺隊の中で、彼の周りだけ笑い声が絶えなかった。笑い合うだけでなく、最後には皆を鼓舞する。不思議な光景だった。鬼に家族を殺された者が多い鬼殺隊で初めて見るタイプだった。気付いたときには、目が追うようになっていた。今思えば、ややこしい家庭に育った俺が無意識に温かさを求めていたのかもしれない。 
     俺は自分に何も自信はない。ただ声が大きく、少し強いだけだ。君のように周りを笑顔にできるのかもわからない。近くにいる太陽のような君。そんな君が継子になってくれ、俺はその温かさを少し浴びることができ、幸せだった。夜毎命を賭して闘う、心身共に疲れる日々の、まさに癒しであった。気持ちが温かく、穏やかになるのがわかった。
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