魔物の群れに1人で突っ込んだ俺の背後から襲いかかろうとした魔物の牙から俺を庇った甘ちゃん……ロイドが傷を負い、噛まれた所から血が流れていた
「なんで俺を庇った」
「なん、でだって?危なくなった仲間を助けるのは当たり前だろ?ランディもオレの仲間だからな」
「……」
敵を殲滅してからエリィとティオから回復アーツを掛けられているロイドへ話しかけ、庇った理由を聞く。言われた言葉に呆気を取られた俺はスタンハルバードを担ぎ3人から離れる。回復してビルへと戻る3人の……ロイドの後ろ姿を見ながら言われた言葉を考え、1つの答えに行き着いた。それを聞いたロイドの反応はどんな物なのか考えると愉快な気持ちだった