このクソッタレな世界で「銀時ィ」
「銀八先生、だろ」
　机に向かう高杉の手元には、開いた形跡が殆どない国語の教科書と、真っ白なプリント。椅子にふんぞり返って筆箱を取り出す気すらないような様子に、銀八がため息を吐いた。
「何のために休日出勤して補習してやってると思ってんだ。さっさと問題解け。そして俺を帰らせろ」
「別に頼んでねぇよ」
「クラスから留年する奴が出ると査定に響くんだよ。給料が下がるの」
「なあ銀八、タバコ吸って良いか」
「お前なあ人の話聞いてた？ あと未成年が煙草吸うんじゃねぇよ」
　相も変わらずマイペースな教え子に、銀八は疲れ切ったような表情をして右手で眉間を揉む。高杉は少し体を前に出し、そんな銀八の顔を下から覗き込んできた。

ろくでなしクロスワード縦のキーワード
２ 高杉は坂田のことを評した言葉「年中◯◯◯息吐き散らかしてるバカ」
５ 原作で高杉と坂田が始めて邂逅を果たした回の題名は
　『事件は悪い奴が起こすんじゃない　◯◯◯◯すぎた奴が起こすんだ』
６ 2年後に坂田が懐に持っていたものは◯◯◯◯のあんころ餅
８ OP『Light Infection』の映像で二人は色違いの◯◯◯◯◯を身につけていた
10 攘夷戦争中、「◯◯◯◯◯にしか頼めねェ」と高杉は坂田に先生を託した
12 『3年Z組銀八先生』の最終回で、「◯◯丸出しのガキが高杉か」という投票が行われた

横のキーワード
１ 高杉が銀時に貸していたゲームの名前は「◯◯◯◯◯殺人事件」
３◯◯◯◯◯◯と書いてしょじょまくと読む

詳細は省くが俺らの四天王に耳が生えたらしい　よく晴れ渡った、気持ちの良い朝。
　いつもの癖で目が覚めた俺は、まだ眠っている仲間の布団の横を通って廊下に顔を出した。今日は出陣もなければ、早朝の当番にも当たっていない。だからもっと眠っていても良かったのだけれど、何となくそれも勿体無いような気がする。
　まだ肌寒い空気にブルリと身を竦め、板張りの廊下を歩く。
　この先には道場と台所がある。運が良ければ攘夷四天王の誰かに出会えないだろうかと、微かな期待もあった。
　この攘夷戦争をずっと生き残ってきた彼らは、もはや生きる伝説のようになっている。
俺のような一兵卒がおいそれと関われるような人たちではなかったが、拠点などで偶然出くわしたときには、皆気さくに話しかけてくれた。