太陽に呑まれる月とある国で騎士をするKnightsという集団。そのうちの一人である泉は上からの命令を受けて、敵の拠点の一つである城を陥落させに来ていた
「雑魚ばっかじゃん。玉座にいたやつも強くなかったし」
簡単に城を攻略した泉が帰ろうとしていたその時、突然首裏に衝撃が走った
「っ………」
いつの間にか後ろに人が立っており、そいつにやられたようだ。気絶させられて倒れる泉を彼は片手で抱き止めた
「おやおや、随分と綺麗な子だね。というか、この子って…ふふっ、いいことを思いついちゃったね!」
彼は嬉しそうにしながら泉を抱き抱えて玉座を後にした
数時間後、気を失っていた泉が目を覚ますと辺りは暗く、物音一つ聞こえない
「………………?」
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