Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    seiran_hyiz

    @seiran_hyiz

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 34

    seiran_hyiz

    ☆quiet follow

    泉のコースターありがとうございましたのリクエストでいただいたご飯を食べてる凪茨。

    ##その他CP

    一緒にいただきますある日の仕事終わり、日付も変わろうかというくらいの時間に茨はやっと家に辿り着いた
    「もうこんな時間ですか…やれやれ」
    玄関のドアを開けて中に入ると、リビングにまだ明かりが点いているのが確認できた
    「…閣下がつけっぱなしで寝てしまったんですかね」
    茨がリビングに行くと、そこには凪砂が本を読みながら待っていた
    「あっ、茨お帰り。遅かったね」
    「閣下、もう寝てる時間なのでは?何故ここに…」
    「茨を待っていたんだ」
    「自分をですか?」
    何故?と言いたげな茨に本を閉じた凪砂が答える
    「茨のご飯が食べたいな」
    「夜ご飯ですか?まさか食べてないなんてことは…」
    「それはないよ。日和くんとジュンと一緒に済ませてきたからね」
    「でしたら、食べる必要は…」
    「茨の手料理が食べたい」
    一歩も引かなそうな凪砂を見て困る茨。この時間に食べ物を口にさせるのは茨としては不本意であるため、なんとかして食べずに寝かせたいところである
    「ですが閣下、夜食は身体にあまりよろしくないですから…」
    「茨はいつも食べてるのに?」
    「自分はいいんですよ。閣下の大切なお体に負担はよろしくありませんから」
    「茨だけずるい」
    全く引けを取らず、手を焼く茨。いつものことではあるが、ちょっとやそっとじゃ全く意見を変えてくれない
    「明日は作りますから、ね?」
    「今日も食べたいから」
    「一日くらい自分の料理を食べなくても死にませんよ」
    「死んじゃうかもよ?」
    悪戯に笑うと茨は溜め息をつく
    「はぁ………仕方ありませんね」
    「ありがとう茨」
    「ちょっとだけですからね。あと、閣下の身体にあまり負担にならなそうなものですよ」
    仕方なく折れた茨はキッチンに向かい、冷蔵庫や野菜室の中身を見て残っていたものを適当に取り出す
    「何を作るの?」
    「野菜炒めにしましょう。簡易的なやつですけど」
    「手伝うよ」
    「いえ、すぐできますから閣下は座って待っててください」
    そう言って凪砂を座らせ、自分は手際よく野菜炒めを作った
    「はい。これで我慢してください」
    「うん。茨の分は?」
    「ちゃんとありますよ。ほら」
    茨が野菜炒めのお皿を二つ机に置き、凪砂の向かい側に座った
    「よかった。じゃあ一緒に食べよう」
    「えぇ、そうですね」
    二人でいただきますをして食べ始める
    「ふふ、やっぱり茨の手料理が一番美味しいね」
    「ただの野菜炒めですよ?」
    「それでも、茨が作るのが大事」
    「はぁ…そうですか?誰が作っても分量さえ同じなら変わらないと思いますけどね」
    嬉しそうに食べる凪砂を横目に、自分の野菜炒めをさっさと食べ終える。明日も仕事であるため、早く寝なければいけなかった
    「茨、寝るの?」
    「えぇ。明日も仕事ですからね。閣下も午後からお仕事ですよ」
    「うん、わかってる。これで最後だから」
    最後の一口を食べて、お皿などを流しへと持っていく
    「ささっと洗ってしまいますから、閣下は寝る準備をしてください」
    「わかった」
    パジャマに着替えるなど寝る準備を済ませて二人用のベッドへと向かう凪砂。遅れて茨もやってきた
    「じゃあ、おやすみなさい」
    「おやすみなさいませ、閣下」
    茨の作ったものを食べて満足した凪砂は今日も茨と一緒に夢の中へと向かっていった
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💞💞🇪🇴🇻🇱🇴🇻🇪💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works