「何故お前はいつもいつもそうやって……」
机に直置きされたピザを横目にwarchiefはうんざりとした表情でjelqerを見る。
「ごめんごめん、机が汚れるのは良くないよね」
とjelqerは素直に謝り、机に置いていたピザをつまみ上げそのまま口に放り込む。だがそれを見ているwarchiefは嫌そうに眉をしかめたままで、jelqerはその様子を不思議に思い首を傾げる。
「それだけじゃないんだが、ハァ……」
そうため息をつくと、warchiefはjelqerに紙皿を押し付ける。
「こちらが紙皿を用意してやっているというのにも関わらず、お前はやめようという気にはならないんだな?」
「だいたい置かずに食べきっちゃう方が多いし使わないまま捨てるのはもったいないじゃないか」
「使わなかったらしまえばいいだけだろう」
「ピザを触った時点で手は汚れてるし、その手で触れたお皿を戻すのは良くないかなって」
そのまま2人はいくつか問答を繰り返した。だが結局のところは
「だって……めんどくさくない?」
こてんと子首を傾げ可愛こぶった表情でjelqerはそう言うのだ。そんな相変わらずの友人の様子にwarchiefは呆れ果て、またひとつ深いため息をつくのだった。