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    くるる

    @kururu_FFJELJ
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    くるる

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    八→←東 の八東です。※何もしていません。
    東くんが酔ってて、かなりおかしい。
    解釈違いだったら申し訳ないです。

    「東…ちょっと飲み過ぎじゃない?」

    今夜、俺はシャルルで東と2人、酒を酌み交わしていた。
    東は最近、異人町にシャルル2号店を出すとかで、毎日忙しくしていた。
    今日ようやく諸々の準備が一段落し、明日は久しぶりの休日らしい。
    酒を飲むのも久しぶりらしく、東にしては飲むペースが速かった。

    「あぁ…?大丈夫…そんなに……飲んでねぇ……」
    「いや相当飲んでるって…ほら、もう酒を飲むのはおしまい」

    俺は東のそばにあった酒のグラスを取り上げた。すると…

    「うっ…うえっ…なんで酒を取るんだよぉ……」
    「ちょっ、え!?」

    急に東が泣き出した…どうしたんだよ突然!
    東、飲むと泣き上戸になるのか!?

    …いや、もともと東は泣き虫だった。
    松金組に入ったばかりの頃は、兄貴分に怒鳴られてよく泣いていて、それを海藤さんが慰めていたし、
    海藤さんが破門された時も、東はぼろぼろ泣いていた。
    それから、しばらく東とは会わない期間があって、その間に色々あったわけだけど。東も舎弟を持つ立場になったり、喧嘩だって強くなり、滅多に泣くこともなくなっただろう。
    けれど、もともとの気質は、そう簡単に変わらないのかもしれない。
    酔ったことで、それが表に出てきたのだろうか。

    「あ~ごめんごめん、そんな泣かないでよ。でもほんとに飲み過ぎだから。東のことが心配で……ってうわっ!」

    突然、東の顔が、俺の目の前に来ていた。
    俺の顔を両手で挟み、じっと見つめている。
    涙で濡れた瞳に、俺の顔が映っている。

    え……?
    なにこの状況は……キスでもされるのか…?

    「八神……お前……なんでこんなにイケメンなんだよぉ」
    「は?」
    「うっ、ぐすっ、それに頭はいいし…喧嘩も強いし…」
    「え?あの…東にそんなストレートに褒められると照れるんだけど…」

    普段俺のことなんて呼び捨てで、基本的に憎まれ口ばかり叩いてくるから、こんな風に褒められると単純に嬉しい。

    「うっ、うっ、それにイケメンだし…顔がいいし…顔がかっこいいし…顔がアイドルみたいだし…」

    いやそれ全部顔のことしか言ってねぇぞ!

    「お前と付き合えたら…幸せだよな…」
    「付き合うって……じゃあ、俺と付き合ってみる?東」
    冗談めかして言ったが、ずっと隠していた素直な気持ちだった。
    「……」
    東は何も言わず、じっと見つめてくる。
    やっぱり…ダメかな。

    「あ…あ~…悪い、今のは」
    「うん……付き合う……」
    「……は!?」
    「だから……付き合う……」
    「え?そ、そうなの…? じゃあ……付き合おうか」
    「うん……」

    …え?マジで?い、いいのか?

    ………
    ………
    ………
    ………
    ………
    ………いや、良くねぇ!!

    こんな酔った相手になし崩し的に「付き合う?」「はい」って感じで付き合いが始まるのは、なんかイヤだ!
    東相手なら尚更だ。こういうことはちゃんと素面の時にしたい。

    「あ~…でも今、東酔ってるからさ。明日もう1回、俺からちゃんと付き合おうって言うから、その時に返事聞かせてくれる?」
    「うっ、ぐすっ、俺と付き合うのイヤなのかよぉ…」
    「違う違う!違うから!明日、ちゃんと言いたいの!」
    「うっ、わかった…明日だって、返事は同じだけど……」
    「そうだよな、わかってるって。ほら、今日はもう飲むのは終わり。家まで送るから」
    「うん、ぐすっ、わかった……」


    翌朝。

    事務所のソファで寝ていたところに、東からの着信があった。

    「あ、東?おはよ」
    「あー八神……お前、俺のこと家まで送ってくれたのか?昨日シャルルで一緒に飲んでたことは覚えてるんだけど、家に帰った記憶がなくて」
    「うん、結構東酔ってたし、送ったよ(覚えてないのか…)」
    「そうか…悪かったな」
    「いいっていいって。あーそれでさ、昨日俺と東が付き合おうってことになったでしょ?改めてちゃんと言いたいから、あとで事務所に…」
    「あ?何に付き合うって?」
    「だから、俺と東が、付き合おうって。恋人として」
    「は!?……てめぇ、俺をからかってんのか!?何でてめぇと付き合うんだよ!」

    ツーツー…

    「やっぱり…そうなるよな……」
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