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    isona07

    @isona07

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    isona07

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    愛を求める、野蛮人のワンシーン。短い

    愛を求める、野蛮人ーお口篇ー ベッドの上は妖艶を表している。寝室の控えめなランプはつい最近にネット通販で買った。オレンジの光が部屋を照らしている。そこで、布の擦れる音がした。シーツがさざめく音だ。ベッドが軋む。そのうえで、肌を見せ合いながら俺たちは同じく一所に存在していた。
     俺は、手を伸ばす。指で輪郭をなぞった。ツゥーッと骨を指で這うと、途端に「んぅ」とその子は鳴き声を上げた。その声に満足して俺はほくそ笑む。俺の眼光はランプのオレンジによって光った。この、朱色に照らされ光が反射する俺の瞳を「溶岩のようだ」といったのは目の前の子供だった。ピチャピチャと水音が響いている。
    「ほぉら、口を大きく開けやれ。歯を立てるなよ」
     そういって俺は子供の目じりを撫でた。子供はチラリと俺の法を見た。その瞳は冷ややかで、だけれども頬は高揚している。その淫乱さをバカにして、俺は鼻で笑った。「巌勝、」と名前を呼ぶ。そうすると巌勝はその小さな口から盛大にべロリと舌を出して俺の魔羅を見せつけるように舐めやった。
     巌勝のちっこい口何ぞ、恐ろしゅうて叶わんが、それでも俺はこの未発達の子供に自身のそれを愛撫させることが好きだった。その小さい口では俺の魔羅を全て包み込むことはできない。無理に突っ込んだら歯が当たり、俺のそれは怪我をしてしまうことだろう。だから、巌勝が俺に与える口からの愛撫はもっぱら舐めることに特化していた。口の中に入れるというよりかは舌と唇と手を使ってサワサワと簡易な刺激を与える、その程度の拙い代物だった。
     正直に言って、巌勝のフェラチオと呼ぶのも烏滸がましいその愛撫では、俺はイくことが出来なかった。どう頑張っても駄目だ。このような刺激では射精を行うことが出来ない。だがしかして、それでも俺は拙く、幼稚で、下手くそなそれだというのに、巌勝に俺の魔羅を舐めさせずにはいられなかった。
    「ふ、どうした、顔を顰めて。不味いかね、ぇえ?」
     俺は巌勝の口から垂れた唾液を指で拭いながらそう問い尋ねた。そのような俺の問いに巌勝はムッと顔を顰めた。「うるひゃい」と舌を伸ばしながら反論する。そのような子供の姿に、俺はカラカラと笑った。愛おしむように髪をなでる。そうすると巌勝は猫のように目を細めた。
     俺はという男は、巌勝が俺の先走りを口に含んでその顔をしかめる。その情景が大好きであった。俺の緩く勃ちあがった魔羅から流れ出るその先走り液を「不味い」と言わんばかりの顔で舐める。その可哀想な処が可愛くて愛おしい。俺に言われるがままに拒否をすることもできずに、いや、『拒否をすることもせずに』お利口に一生懸命不味いものを口に入れる巌勝。その健気さを愛でながら過ごす一時が俺は一等に好きだった。
    「おふぁえはこれが好ひだな」
     アムアムと唇で魔羅に刺激を与えながら巌勝が言った。それに「そうか?」と俺は返事をした。恍けたように視線をそらしてみる。そのような俺の様子に巌勝は呆れたため息を吐き出した。舌で裏筋を舐める。それを目を細めながら見つめて、俺は笑った。
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    isona07

    DOODLEキメツ学園、皆が家帰ったらヨリチがカツカレー作って待ってるって言ってたから…書いた
    兄「父上も母上もよくこんな空気になってた」 この年になると、流石にカツカレーをいっぱいに食うとしんどい。
     黒死牟は勤め先の鬼舞辻議員事務所からの帰り道、胃をそっと撫でながら歩いた。黒いスーツ姿のサングラス男。それが街灯に照らされる歩道をペタペタと歩いている。キメツ学園で行われたハロウィンパンプキンバトル。それの優勝をもぎ取り、何とか『食堂のカツカレー食べ放題チケット』を手に入れてしまうこととなってしまった黒死牟。本当はハロウィンパンプキンバトルで例年配られている、産屋敷邸での晩餐会チケットが欲しかったのだが、今年だけイレギュラーで優勝賞品が変わっていたからして、そのチケットが黒死牟の手に握られることはなかった。
     そんな黒死牟が狙いのチケットの代わりに手に入れた食堂のカツカレーを食べるための券。別段にカツカレーなんぞには心底興味関心はなかったが、もらったものはキチンと使わねばご法度だろうと、これくらいして帰らねば時間を無駄にしてしまった甲斐もないだろうと、そう思って彼は態々手に入れたチケットを使用してカレーを食って事務所に帰り、通常の業務を片付けてそれから帰路についている。辺りはどっぷりと日が沈んでいた。空には星と月が浮かんでいる。それをぼんやりと見上げてそれから彼はハァと溜息吐き出した。今夜もまた遅い帰りだ。別に仕事に不平不満はないけれども、残業が長いことだけは、どうにも良い顔ができない物事であるに違いなかった。
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    isona07

    DOODLELが語るダジャレの話。天才のピロートーク。火口が死んだあとの場面
    貴方が綺麗ですね。 夜神月はLと性行為に及んだことがあるが、しかしてキラと呼ばれるものはLなんかと性的接触をしたことなんか一度足りともなかった。これは、夜神月の記憶を司る脳神経の異常によることが所以なのだけれども、それでもこれが事実であるのだからキラという存在としては少しだけ、そう、ほんの少しだけ頭を悩ませずにはいられない。
     腹立たしさと敬意を同時に抱くにふさわしい宿敵、L。それの目を掻い潜るために夜神月は一度『デスノート』なるものの記憶を捨てた。これは、夜神月をキラ足らしめる重要な要素であったからして、この記憶を失った夜神月はキラとしての素質を失う形と相成ってしまった。それは、キラとしての作戦のうちの一つであったから、月としては何ら問題のない物事に違いなかったのだけれども、それでも状況というものは100%思い通りに動くということはなく、彼としては嫌気がさすことに、彼の完璧に思える作戦はほんの少しのどうでも宜しいイレギュラーを発生させていた。それが、世界の切り札『L』とキラとしての記憶を持たない純正な夜神月との性的接触なのだから、キラとしては額に手を当てて項垂れずにはいられない。
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    recommended works

    yuki_no_torauma

    DONEバンモモWebオンリー「百の恋と万の愛情を2」で企画されたウェディングプチアンソロジーへの寄稿作品です。

    万理さんと付き合ってる百ちゃんが、万理さんからどれだけ愛されて必要とされているのかを万理さんに理解せられるお話。

    年齢制限の問題で、肝心の理解せ部分の描写はぬるめです。

    お題はプロポーズを使用しています
    わからないなら教えてあげる 今日は仕事終わりに恋人であるバンさんの家に来ていて、バンさん特製の手料理を食べてお風呂に入って……そのあと程よくお酒を飲みながら、二人で映画を観ようということになった。
    「僕は欲張りだから、キミの全てが欲しくなってしまったんだ。お願い、僕と結婚してくれないか──」
     映画を観るために部屋の明かりを極限まで絞って暗くしたワンルーム。
     爛々と照らされたテレビの中では、『結婚適応期にいる不器用な男女が運命的な出会いを経てからお付き合いし、時にはすれ違いながら、最後は結婚というゴールで結ばれる』という恋愛物にしてはありきたりなお話だけど、主人公たちの心情描写がリアルで、結ばれるまでの道のりが感動的なため、万人の心を掴み去年大ヒットした恋愛映画が映し出されていた。
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    eikokurobin

    DONE轟爆/雄英2年生
    無自覚でいさせて 朝、ハイツアライアンスのリビングに降りていくと半袖の者がチラホラ目に入った。すぐに6月に入り衣替えが許可されたのだと気が付き、ならば自分も半袖にすれば良かったとチラリと思うが、今から着替えに戻るのも面倒くさいし何よりなるべく早く学校に行きたい。今日のところは自前の個性で蒸し暑さを凌ぐとして足を急がせ、教室に入り目当てを探すと、

    いた。色彩の淡いのがひとり、椅子に座り耳にワイヤレスイヤホンを入れて何かを聴いている。それは、いつも誰より早く登校する、俺の爆豪。

    耳を封じたからといって他人の気配を気にしない男ではないが、そっと足音を忍ばせて近づきわざと耳元でおはようと囁くと、早速距離が近ぇと睨まれる。誰もまだきていない教室に2人きり、しかも恋人の関係でそんなことをいうなんて酷くねェか?と、ちっとも酷いだなんて思っていない口で言いながら唇に唇を寄せると、キスの代わりに鼻の頭を齧られそうになる。おはようのキスひとつ素直にさせてくれないなんて、本当に懐かない猫のような恋人だが、そこがまた可愛いと思ってしまう辺り、自分も中々に重症だと思う。まもなくほかの奴らも登校してくるだろう、それまでのほんの数分だけでも爆豪を眺めていたくて、ひとつ前の席を拝借して向かい合わせに座った所で、
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