「まだこども だから」『?もしかしてフェスタも...』
…フェスタの距離がやたら近く、しかも何か不思議な雰囲気を感じた
時たま私に見せる、心を見透かそうとしているような笑みに私は、心を奪われていた。
昨日、手を繋いでくれた。
今日、肩をだいてくれた。
どうしよう
私は焦っていた
同時に心臓が高鳴る。そうであって欲しいと願う反面、そうでない方がいいとも思った。
!......
確信が持てた。
その時、改めて自分がフェスタのことが好きだと、気付かされた
なのに
私は突き放した
「フェスタは、まだ学生だから」
私はそうやって、彼女と向き合うことが出来ず、土俵から降りてしまった。
本当は、
本当は、私の気持ちを、貴女に──
貴女を、私の一番大切な人として──
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