ハイエンド達のIF物語いつも通り他愛もない話をし起きる頃合いだろうとATが解散の合図を出したが誰一人席を立つものはいなかった。その意味はただ一つ、自分の帰る世界を失ったと言う事だ。
皆そのことを察し、ATは茶化す様に腹を抱え笑いながら言い放った。
「まさか皆仲良く同じ日にスクラップになっちまうなんて笑っちまうなァ!」
その言葉にM伝は「貴様と同じ日が命日だなんて虫唾が走る」と憎まれ口を叩いたがその声は淡々としていて、いつもの突っかかるような口調ではなく皆、珍しい事も合ったもんだと思った。
SGは扉が気になりポツリと呟いた。
「どこに繋がってるのかな…」
「オールスパークだったりしてな」
PがSGの独り言のような呟きに返答すると現実逃避をする様に携帯エネルゴンを吸い始めた。
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