吸血鬼パロ屋敷の主人は日和で、日和に拾われそこで暮らすが任された主な仕事は自分より年下のめちゃくちゃ美しい少年のお世話…
ジュンが日和専属執事でもいいけど、どこか他のお家の有能執事で「ぼくはきみが欲しいね!」ってすごくしつこいとか…(ジュンひよ)
男なのに日和の命令で幼いころから髪を切ることを禁じられ(毛先整えるくらいはできる)、服も男物でなくメイド服はもちろん下着からなにから女物しか与えられない…とか
仕草や言動も気をつけるようにと言われているけど戦闘訓練の時だけはちゃんと男に戻れる
ここまでメイドパロみたいなアレだったのに方向転換
凪砂→吸血鬼の始祖。見た目は人間年齢で10〜12歳
日和→元・吸血鬼。屋敷の主人でもある
茨→日和に拾われた人間。何故かメイド服着用義務が課せられている
凪砂は実は吸血鬼の始祖で何故か他の同族から狙われてたりする。日和は元・吸血鬼。吸血鬼の権能を全て捨てて太陽の下に堂々と出たかったのと、手に入れたいものができてしまった
「それでも不老は残ってて、ぼくは老いることなく美しいままなんだけどね!」
凪砂は見た目の成長を止めていて精神は幼くはない。もうどれだけ生きてるか分からないけど日和とずっと一緒にいるから寂しくない。最近は茨が構ってくれるので常にご機嫌で、茨がお気に入り。
日和は太陽の下に出れるといっても日傘はいるし体は弱い。無理をすると数日寝込んだりする。血の匂いは苦手。人と同じ食事で栄養は取れるが、常人の倍食べないと意味がない
茨とジュンは人間。だけどジュンの主人が実は吸血鬼で、しかも裏でかなり悪どいことをしていてハンターに屋敷ごと壊滅させられてしまう。そこに日和と凪砂がやってきてて、かろうじて息のあったジュンを自分の屋敷に連れ帰る。
「やっと手に入れた」
日和、吸血鬼の権能全て無くしたといっても使い魔は招べるし
「ぼくの美しさと人望(?)が素晴らしいからだね!」
体は弱いといっても人間より力は強い
「ジュンくん、こんなのも持てないの?」
凪砂の移動は常に茨が抱っこしてて…凪砂の動体視力や権能活かした戦い方したり…凪砂の指示に全て寸分の狂いもなく実行出来る茨がたいへんお気に入り
「…君は本当に人間なのかなって、たまに思うよ」
「あっはっは!物心ついたころから殿下と寝食を共にし、訓練では血反吐を吐くまでしごかれてきましたので、何とも言えませんなあ!」
「…眷属にしたいってずっと言ってるのに、させてくれない」
「凪砂くんはほんとうに茨がお気に入りなんだね!」
「…うん。強くて綺麗で可愛くて、簡単に折れないから…好き」
止めてるだけで見た目は自在に変化させられるけど、幼い姿のままの方が移動も摂取する栄養も少なくて済むので変えない
「アンタって、吸血鬼…じゃ、ないんですよね?」
「……。急になぁに?」
「いや、ちょっと気になって」
「ぼくを殺したい?」
「!?」
「ふふっ、図星だね?助けてあげたって言うのに、なんて恩知らずなんだろうね!」
「……チッ。それが仕事なんだから、仕方ないでしょうが」
「それにしたって切り出し方が下手くそだね!会話のお勉強とかしなかったの?」
「あーあー、すいませんねぇ!人間よりろくに会話出来ない奴の相手する方が長かったんで!」
「ぼくは死なないよ」
「!」
「もっと詳しく言うと、確かに吸血鬼の権能は何もないし不死ではないから…そうだね、首を刎ねられたり頭を潰されたり、全身切り刻まれたりしたら、死ぬかもね?」
「…………」
「でも、死なない。ぼくは凪砂くんに造られたから、彼が死なないと本当の死は迎えない。一片でもぼくの肉片があれば、そこから再生は可能だよ。時間はかかるけどね」
「……何でそれを言う?それが本当なら、アンタの大事な始祖さまも殺すことになりますけど」
「あははっ!ジュンくんごときに殺されるんだったら、ぼくたちはそもそも存在してないね!」
「は!?」
「ぼくと凪砂くんは、吸血鬼という種族が全ての種族の頂点、上位だなんだとは思ってないね。不老不死で力が強くて、大体の吸血鬼には並外れたカリスマ性もあるけれど」
「…それでもぼくたちは、全てと対等になりたかった。何かを愛してみたかった」
「…………」
「凪砂くんに造られたからかな。彼のその思想に共感せずにはいられないし、ぼく自身もそれを受け入れて、愛したものがたくさん出来た。…本当に欲しいものは、まだ手に入らないけど」
「…?」
「ま、そういうわけで。弱点や対抗策を教えたところで君にぼくたちは殺せないし、凪砂くんに手を出そうものなら、ぼくも茨も黙ってないからね♪」
「うっ…、そうか。アイツも相手にしなくちゃいけないのか…」
「茨がいるから、ぼくの出る幕もないだろうけどね!茨なら容赦なく君を殺しにかかるね!」
「……えーと、大人しくしてまーす…」
「懸命な判断だね…☆」