三浦常春 カクヨム在中の物書き。三度の飯より書くことと寝ることが好き。たまに絵も描くよ。Twitter→@tsune_yeah ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 3
三浦常春MAIKING過去に遊んだオリジナルCoCシナリオのリプレイ小説。今日のうちに書きなぐった部分だけ。『以下キリトリ』リプレイ小説 進捗1 目が覚めると、見知らぬ場所にいた。床も壁も天井も、見渡す限りが真っ白で、眩いほどの清潔感がある。 なぜこんなところに。穂積颯斗ほづみはやとは重い頭を振って起き上がった。確か部活動に勤しんでいたはず。そこまで思い出して、はとする。眩暈が――立っていられないほど強力な眩暈が、己を襲ったのだと。 「倒れちゃったのか……? てことは、病院?」 病人を床に寝かせるだなんて、随分と雑な病院だ。床に寝かされたことで不具合が出るほど柔やわな身体はしていないが、思うところがなくはない。 「穂積くん、起きたね。怪我はしてない?」 「あれ、先生?」 穂積の所属する空手部の顧問、橘花浩紀たちばなこうきであった。体育を専門とする教師でありながらその肉体は痩せ型で、どちらかと言えば文学を専攻していそうな面持ちである。 2042 三浦常春PROGRESSぼそぼそ書いていた番外の一部(下書き)です。現在18000文字で全体の3分の1くらいしか書き終わっておらず、最後には何文字になるか……(震え)『竜の瞳の行く末は』、第1章に登場した老婆プランダ・ベッカーに焦点を当てた作品です。誤字脱字があったら、こっそりでも堂々とでも教えていただけると助かります( ;∀;)砂漠の魔女が生まれるまで(『竜の瞳の行く末は』外伝) ある晴れた日のこと、シュティーア王国王都の一角に怒声が響き渡った。 「泥棒ー!」 賑わいを切り裂く野太い怒号と、それから逃げるように人混みをかき分ける浪人が一人。腕にはひしゃげた皮の袋が握られていた。浪人の足取りはどことなく頼りない様子であったが、速さといえばさながらハヤブサのよう。怒号を引き離して中央街から離れようとした。 ちょうどその時である。 青みがかった髪を揺らし、女が群衆を追い抜く。膝丈の外套(コート)を翻し、皮帯(ベルト)に差していた杖を引き出して、素早く詠唱した。 「……『水の精霊よ、我に力を――!』」 杖の先に水が集まる。言葉に応え、形を変えた魔力が泥棒の足へと絡みついた。どしゃりと無様にも倒れ伏す泥棒は、はっとして足を振るが、魔術が解けることはなく。薄汚れた革靴を、貧相な下履きをずしりと重くしていた。 8392 三浦常春DONE愛しきフォロワーの皆さまに先行公開。誤字脱字等を見つけたらこっそり教えてください。 13790 1