決意表明的な何か大好きな女優さんがいるのだと、昔友達が語ってくれました。
どうすごいのか、どこを好きになったのかを熱烈に語っている彼女はとても輝いていました。
輝いている人の話は自然と引き込まれます。
ある時、その女優さんのワークショップが開かれることになりました。
友達は参加しないといいます。
なぜなのか。そんなに好きなのに、なぜ近づけるチャンスに飛び込まないのか。
私ごときが近づいていいものか分からない。
私ごときが好きっていうだけでもおこがましい。
そっと見守らせてもらえるだけで十分だ。
はいこれ!
その時は不思議でならなかった彼女の気持ちが、今ならすっごくわかります。
フォローしていいものなのか、感想を伝えていいものなのか、と。
本当は直接想いを伝えたいくせに。
友達になら、なんてもったいないんだ。人生一度しかないんだから勇気を出して!といくらでも言えましたが、いざ自分のこととなるとどうしても一歩踏み出すのに勇気が要るもんですね。
一歩どころか、指でタッチするだけだというのに。
どうしても考えてしまうんですね
「私ごときが」
ちなみのその友達はその後、他のメンバーに強く説得されて、ワークショップに参加しました。
めっちゃ輝いていましたよ。
毎回会うごとにその報告を聞くのがとても楽しみでした。
私も、せっかくここまで泥沼にはまれたのだから、このお祭りを全力全霊で楽しまないと、と最近強く思うようになりました。
もうちょっとだけ図々しくしていきたいと思います。
一期一会とはよくいったものです。
同じ台本を何度再演しようとも、同じ舞台にはなりません。
その時の舞台はその時に味わうしかないのです。
いつか終演は訪れます。全力で見ないことにしていますが。
その時、やり切ったとキラキラした想いでいられるよう、とにかくもう少し踏み出してみようと思うのです。
人様にご迷惑をお掛けすることだけはしないよう気を付けますが、何かございましたら、その際には遠慮なくご指摘ください。
とにかくいろいろ調子に乗ってやってみるぞ~!
お~!!
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
ふきのとう