正式名称「コンプレックス/クインテット」、略称「コンクテ」。ちゃんとした読み方は「こんぷれっくすくいんてっと」じゃなくて「くいんてっとぶんのこんぷれっくす」なんだけど、面倒なので大体前者で呼んでる。
【作品の成り立ち】
大体新聞が原因。
新聞が単純に物語として面白いのでは?となり、独立した作品としてコンバートしようという話になった結果。なので大体彼らの物語は大体新聞だと思ってもらえれば。
当然各々元キャラとはバックグラウンドも異なる為、性格が違ったり違わなかったりする。
【世界観】
一言で言って終末世界。
定期的に大規模な天災に見舞われ、人類は近い将来滅びるだろうと言われている。
ただし現在生きている人達は一応寿命まで生きれる計算にはなっている。実際どうだかは不明だけど。
メインキャラ達は天災で親を失った孤児達を保護する「施設」の職員として勤務している。
【キャラ】
愛川綾(アイカワ・アヤ)
元:兼愛無私
施設長。同施設上がりの職員。少女期に天災に巻き込まれ、目の前で母親を失い、風早・虹雪と同時期に施設入りをしている。
風早とは幼少期からの付き合いで、両親を失い精神を病んでいた風早に「継承」という行為を独自に思いつき、教えてあげた。
自信に満ちあふれた賢く強い女性に見えるが、根本が酷く脆く、他人を救い頼られなければまともに立てない。
風早爽(カゼハヤ・ソウ)
元:疾風勁草
成人男性とは思えないほど無邪気で、精神年齢が幼い。元気で明るい。飴ちゃんくれるおじさんに簡単についていきそう。
両親の「怖いことは何も知らなくて良い」という教育方針により、綺麗な箱庭で育てられた。世の中の悪い側面の事は何も知らない。世の中の常識である「終夜家」のことも知らない。
両親が大好きだったが、天災の際に知らぬところで溺死しており、そのまま施設入りとなった。
幽霊や天国などのスピリチュアルな話は信じていない。「早く死にたい」と思いつつ、「死ぬのは怖い」という恐怖心からまだ生きている。
終夜幸利(シュウヤ・コウリ)
元:薤露蒿里
施設に派遣された、子供達のメンタルケア担当職員。
同時に、世界が滅びる恐怖から逃れるために開発されている「感情制御装置」の研究者……の息子。
親や研究者の人達には愛されていたが、天災が発生した日に終夜を除く全員が開発途中の「感情制御装置」を使用し、調整も何もかも途中の装置は暴走、目の前で集団自殺を見届けた。感情制御装置を一つだけ、形見として持ち続けている。
「あの終夜家の息子」ということで国のお偉いさん達に開発の期待をされており、存在が重宝されているが、本人は墓まで持って行くつもり。
普段は優しく笑っているが、その裏では酷く冷めていたり、逆に怒りの感情を抱いていることも多い。あとお偉いさんのこと早く爆破してえなとか思ってる。
神代北斗(カジロ・ホクト)
元:泰山北斗
世間では「例の村」と呼ばれている特殊な地域出身。
「例の村」は大体聖都世界みたいなものだと思ってもらえれば。
「天災を防げなかった」という理由で崖から落とされ、辛うじて生きているところを「村捜索隊」の終夜に発見される。多分そこそこ最近。
「例の村」出身者は思想が危ないという理由でしばらく精神状態の調査をされていたが、その後合格が出て愛川が所属する施設に当てられた。
本当に合格にしてよかったんですか…?
虹雪梁我(コウセツ・リョウガ)
元:虹梁鴛瓦
「例の村」から堕とされ、生き延びた人間の子孫。褐色は「例の村」の血筋の証拠。
「例の村」が嫌われている村で生まれ育ち、肌の色から周囲にヒソヒソ言われることが多かった。それ故「例の村」に関係するもの全てが嫌い。
天災の際に村が壊滅し、生き残った虹雪のみが施設に引き取られた。
施設入りをした当初に、一人でいがちなところを良く風早に話しかけられ打ち解けていた。が、神代のことがめッちゃくちゃ嫌いすぎて、風早が神代に靡いた瞬間バッサリ切り捨てるレベル。有難う。最高。