「おいで、小黑」
お行儀よく、しなやかに縁側に腰掛けた師父が膝をパシパシと叩き、手招きする。
嘿咻はすでに師父の膝というか股の中に埋もれていた。いつもなら窪みのないところに、嘿咻はすっぽりと入っている。
いや、そこ、俺のとこだから。
むすぅと十七歳の小黑は、无限の隣に腰掛けた。
昔、師父がしたように、ぺん、と嘿咻を指で弾く。
「弾かなくても良いだろう」
「嘿咻、窒息するでしょ」
ぽすん

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