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    badger_0107

    @badger_0107

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    LXH師弟沼/黑限/黑限/捏造成長弟子/捏造設定ゴリゴリ/相手・左右・性別完全固定
    pixiv>https://www.pixiv.net/users/16277663
    マシュマロ>https://marshmallow-qa.com/badger_0107

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    badger_0107

    DOODLE■書きかけみたいな、出会い編中編みたいな
    ■設定ふんわり
    ■小黒がそれなりの年齢で師父と出会って、反発から始まる話が見たいな~からスタートしたパラレル
    ■名前とセリフのあるモブが出ます
    没落貴族の小黒が大貴族の無限に買われる話(2) 言われていたとおり、迎えの者が羅家へやってきたのは昼前です。紫羅蘭と共に、鄭家の屋敷へ連れて行かれました。大門の内で執事に迎えられた小黒はそのまま外院に留め置かれ、紫羅蘭は召使い頭らしき年配の女性に奥向きへ伴われていきます。
    「お泊まりいただく房間(おへや)です」
     案内された房間には数人の召使いが控え、何着もの華やかな絹の衣装が並べられていました。
    「お見合いのためのお衣装合わせです」
    「衣装合わせ?」
    「羅小黒さまはそのまま立っていていただければよろしい」
     そう告げられると、召し使いたちに取り囲まれてみすぼらしい単衣を脱がされます。
    「えっ、あ」
     驚いている間に手際よく衣装の一揃いを着せられ、執事に上から下まで吟味され、また脱がされて着せられて、何回もそれを繰り返して、小黒に一等似合う衣装が慎重に選び出されました。合わせて、柔らかな革の長鞋や絹の組紐の佩玉も見立てられます。まるで人形にでもなった気分で、体力には自信がありますが、どうにも勝手が違いすぎて疲労困憊してしまい、召使いたちが引き取った後は暖かな炕牀(暖房付きベッド)にぐったりと懐いていました。
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    badger_0107

    DONE■書かれなかった話の後日談って謎設定のオメガバSS

    書かれなかった話の1話目になるはずだった>
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12206388

    元ネタ壁打ち>
    https://twitter.com/badger_0107/status/922075292490915840
    Irrésistiblement(みつくり) 待ちぼうけの壁の花、の表現は正しくない。
     夜会が始まってすでに2時間近く、広光の番の傍えである光忠は未だに姿を見せない。同じ家に暮らしているが、所用で外出している光忠とそれぞれ別にこの鶴丸家本邸へ来る手筈になっていた。しかし、待ちぼうけを食わせるなら相応の理由があるはずと理解している。通りかかった給仕から何杯目かのシャンパンを受け取って、静かに口へ運んだ。周囲がざわざわと五月蠅いのは、この1時間と30分ほどの間に広光へダンスの申し込みに来た10人余りが、全員玉砕の憂き目に遭っているからだ。
     社交界に初めて姿を表した広光を、かの名家・大倶利伽羅伯爵家嫡男にして極種(オメガ)、この場に居る独身の優種(アルファ)の男女ならば誰しも一度は縁談を検討しただろうその人と知る者は、ほとんど居ない。高嶺の花では足りず、天上の花あるいは水に映る月と謳われる極種に生まれ、ご多分に漏れず屋敷の奥深くで珠玉として育まれてきた。愚か者から身を守るために、番を見つけて契りを交わすまでは、社交界へ出ることもない。
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