スイーツホットチョコレート。バキっといい音を立ててそれは欠けた。ついでカガリが自分の歯でボリボリと大きなハートのチョコレートを食べていた。ハートは下の部分から徐々に食べられて丸みを帯びた部分がなくなって行く。
「カガリ・・もう少し上品に食べれないのか?」
見かねたアスランが苦言を呈するが、利いた風はなかった。
「私の食べ方についてお前から文句を言われる筋合いはない!・・・大体お前らが軟弱なんじゃないか?」
「・・・悪かったよ」
溜息混じりにアスランが匙を投げる。カガリはそれに齧りつきながら、眩しそうに目を細めた。
「それに・・早く食べないと溶けちゃうだろ?せっかくなんだし」
「そうだな。奇跡みたいな気がするし・・・早く食べてやれ」
「それにしてもものすっごくどろどろに甘いぞ!!!アイツ将来糖尿病にならないか心配だな!!」
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