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    ウラ~

    自創作とか たまに二次
    進捗置き場 ~

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    ウラ~

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    どっちも名称ややしっくりきてないのでいい案あったら教えて下さい😭

    お姉様
    :長寿。一万年先まで未来がわかる。物事全てわかってしまうつまらなさに辟易していた。本を読むことが好きだった。(事象の結果のみ知り、感覚は予知できないから都合が良い)

    ありもので「砂糖になる病気」になる毒草を作る
    これをつかったお茶を飲んで、自分の寿命を縮めようとしている。

    いのち
    :お姉様が大好き!

    お姉様といのちのはなし(仮) 🫖🍼ある日、読書の際なぜか涙がでた。涙なんて千年ぶりのめずらしいことなので知っていてもにっこり 
    あたたかいなぁ…そうだ
    砂糖化が進む自分の一部と涙を少し混ぜる
    かわいいいのちが生まれた

    いのちはお姉様と同じように感情を成長の源としているようで、本や遊びをしてやるとすくすくと育ちあっという間に豆粒サイズから手のひらサイズに成長した

    白く細っこい体躯とは対照的な赤くらんらんと輝く大きないのちの瞳をお姉様は大層気に入ってよく愛でた。
    いのちはこの時間が大好きで、いのちなりに一生懸命応えていた。

    いのちはお姉様の真似をするのがだいすきで、着るものから食べるものまでなんでもかんでも真似をして過ごしていた。
    髪もお姉様と同じ黒く透き通った髪でも調度品でも、大体のお願いを聞いてくれるお姉様だったが、いつも飲むお茶だけは飲ませてくれず断られるたびしょんぼりしていた。
    でも、お茶の代わりにいつも少しだけ舐めさせてくれる甘い砂糖はいのちのお気に入りだった。

    ある日お姉様が館を空ける時があった。
    お留守番のなかで、いのちはどうしても我慢出来ずお茶を口にしてしまう。
    するとみるみる体が動かなくなってくる。
    しくしくと泣いた涙はとても甘く、まるでお砂糖にでもなった気分だった。
    テーブルの上で何日も何日もひとり焦っていると、物音が聞こえる。お姉様?
    ぴょっこりねずみが顔を出してきた。
    甘い匂いにつられてか迫ってくるねずみに、どんどん焦るいのち 食べられちゃう!!!!!

    そのとき、お姉様がネズミをつまむ 安心と申し訳なさでまた大泣きするいのち
    そんないのちを見て、お姉様は困ったふうに笑っていた。
    その日から、お姉様はそのお茶を飲むのをやめた。

    どうやらお姉様はこうなることをはじめから知っていたようだったが、予知とは少し違ったらしい。
    「生まれが予想外だったから私の認識の範囲外にいるのかもね」と未知を喜び微笑むお姉様。
    一方、いのちはお姉様と違う世界にいるように感じられてさみしさを感じていた。

    それから何千年かすぎるころ、いのちはだんだんお姉様の調子が悪くなっていることに気付いた。
    本を引っ張り出して、あれやこれやと尽くすいのちを愛おしく思うと共に申し訳なく思ったお姉様は病床にいのちを呼び、今自分がしようとしていることを伝えた。

    「最期はおまえとゆっくり過ごしたいんだ」というとガラス細工の真っ赤なりんごの置物をとらせた。
    中の砂糖が結晶になりきるころが自分の終わりで、それまで一緒にいようと言われる
    ずっと一緒にいたいいのちには悲しいプレゼントだった

    りんごの置物が結晶でいっぱいになる頃、お姉様ははじめていのちをお屋敷のお外に連れ出した。
    この頃にはいのちはそれなりの身長になり、お姉様の車椅子だって頑張れば押せるようになっていた。
    そうして2人がやってきたのは、屋敷から少し離れた崖の上だった。
    その下にはたくさんの建物が並んでいた。夕焼けに照らされて輝く街並みという、いままで見たことのない美しさにいのちはただ驚いていた。

    その日は、珍しくお姉様と一緒に床に入った。
    小さい頃ぶりで嬉しい気持ちと以前より固くなった身体を労わる気持ちが混じった変な顔をしているいのちをやさしく撫でたあと、お姉様は

    おそらくそろそろ自分の最期の時が近づいている。もしいのちがまだ生きたいというならそのままで良いし、もう今生を満喫したなら自分と一緒になろう、と聞いてきた。

    いのちは、少し考えた後「お姉様と生きたい」と答えた。
    その言葉を聞いて、お姉様はやっぱりと嬉しそうにでもどこか少し寂しそうに微笑んでいる。

    そんなのないのかなぁと思っているいのちを見透かすように、お姉様は「それなら、」と話し始めた。

    お姉様がいうには、この病はその時がきたとき全部が砂のように崩れてしまうらしい。でも、かけらを一つ残さず集めればまたお姉様になる。
    けれど、お姉様の予知ではちょうど核にあたる部分が風にさらわれてなくなってしまい、一万年経った後でも見つかっていないという。

    なんで見つからないことがわかるの?ときくと、それ以降の未来がわからないからだよ、と答えられた。
    じゃあ見つからないかもしれないけど、みつかるかもしれないんだね!と意気込むいのち。

    ボーンボーンと時計がなっている。
    そろそろ寝る時間だよと布団をかけ直された。
    フワフワのお布団とお姉様のやさしい甘い香りに包まれて段々ねむたくなるいのち。
    明日作戦会議しようね、お姉様ならきっとすぐすごい案を思いつくよ、ともにょもにょ言う。
    そんないのちに、そうだね、と答えたあと、お姉様はそっと額にキスをして、いままでで一番やさしい瞳で、「おやすみ」と微笑んだ。


    朝起きると、ベッドの上は砂糖にまみれて眠るわたししかいなくなっていた。

    プロローグおわり


    この後お姉様がいなくなってお姉様の予見通りにお姉様探しの旅に出ます
    最終的にはハッピーエンドです ヤッター
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    ウラ~

    PROGRESSどっちも名称ややしっくりきてないのでいい案あったら教えて下さい😭

    お姉様
    :長寿。一万年先まで未来がわかる。物事全てわかってしまうつまらなさに辟易していた。本を読むことが好きだった。(事象の結果のみ知り、感覚は予知できないから都合が良い)

    ありもので「砂糖になる病気」になる毒草を作る
    これをつかったお茶を飲んで、自分の寿命を縮めようとしている。

    いのち
    :お姉様が大好き!
    お姉様といのちのはなし(仮) 🫖🍼ある日、読書の際なぜか涙がでた。涙なんて千年ぶりのめずらしいことなので知っていてもにっこり 
    あたたかいなぁ…そうだ
    砂糖化が進む自分の一部と涙を少し混ぜる
    かわいいいのちが生まれた

    いのちはお姉様と同じように感情を成長の源としているようで、本や遊びをしてやるとすくすくと育ちあっという間に豆粒サイズから手のひらサイズに成長した

    白く細っこい体躯とは対照的な赤くらんらんと輝く大きないのちの瞳をお姉様は大層気に入ってよく愛でた。
    いのちはこの時間が大好きで、いのちなりに一生懸命応えていた。

    いのちはお姉様の真似をするのがだいすきで、着るものから食べるものまでなんでもかんでも真似をして過ごしていた。
    髪もお姉様と同じ黒く透き通った髪でも調度品でも、大体のお願いを聞いてくれるお姉様だったが、いつも飲むお茶だけは飲ませてくれず断られるたびしょんぼりしていた。
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