未完「なぁ、お前満足してるか…?」
横で赤い顔で肩を上下させたキラウシにボソッと呟いた。
キラウシとの情事数回、年からか起立しにくくなった息子と遅漏の気が出てきた体に鞭打って頑張ったつもりではあるが、俺より10歳は若い男の性欲と釣り合いが取れないのは重ねてきた年齢でわかってはいた。
まさかのことを聞かれたのか目をまん丸に開いてこちらを見るキラウシに続けた
「いや〜お前さんの方が若いし、俺もうおっさんだからさ…一回しか出ないというか出来ないでしょ…だから、満足できてんのかなって思って…」
ボソボソと言ってみたがなかなか情けない。
「満足か…、体繋げて俺は満足してるぞ?」
気を遣ってくれているのか答えてくれる言葉は分かって居た模範解答だった。
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