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    now_or_lever

    @now_or_lever 思いつくまま短文を投げていきます。

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    now_or_lever

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    お題箱に頂いたhdps読者様からの妄想が素晴らしかったので勝手にアレンジさせて頂きました。粗筋のみ。メイドの日に引っ掛けた只のギャグ。

    海神は冥土のメイド様!!(急募:タイトルセンス)

    激務でグロッキーなお兄様のところへ青く爽やかな色合いのメイド服のps突然の訪問。愛弟に会えたのは嬉しいけどその服なに…可愛いけどなに…?と混乱するhdsの前にオムライスを置き、メモを見ながら棒読みで首を傾げつつも「モエモエキュン…?」とか「おいしくなーれおいしくなーれ」(cv櫻●孝●)などと唱えつつケチャップでハートマークを書いていく。なお後ろで控えているプロテウスはこのまばゆい光景に既に泣いてる。

    そして「まじないが終わった。さあ食せ」と言うのでまあ折角弟が作った(?)料理だし、と手をつけようとしたところ、「ちなみにまじないに加えて薬も入っている」と愛弟から衝撃の一言。薬と聞いて一瞬身構えるが、スカートをきゅっと握った赤面psがもじもじしながら「き…きもちよくなって、げんきになる薬だ…はやく食せ…」と更に衝撃の一言。普段なら弟の暴走を止めるのも兄の務めと思ってはいるものの、疲労できちんとした判断力/zeroに加えて愛弟の努力を無駄にしてはならないとオムライスを完食。

    体がぽかぽかしてきたな…?と思った次の瞬間意識を飛ばし食卓に突っ伏すhds。ほくそ笑むps(inメイド服)

    気付いたら自室のベッドの上にいて、傍らで本を読んでたps(inいつもの服)起きたか、と普段の調子で話しかけてきたので事情を聞く。「お前の部下から、最近冥王様は全く休暇を取らずに働き詰めで心配だから身内の力で何とかして欲しいと言われてな…何柱かに考えを募った結果強制的に寝て休んでもらうことにした。薬は安全な物らしいから心配しなくても良いぞ」とのこと。それならそうと言ってくれれば…と言うhdsに、言っても休まんから部下を困らせるんだろとps。至極もっともな弟の意見にベッドに倒れ込みながら「なんだ…余は、その、てっきり、違う用途の薬かと…」と思わず口走ったところ、今度こそ本心で赤面したpsが「そんな薬を使わずとも…仕事が片付けば…いくらでも…」と言われ

    「死ぬ気で速やかに終わらせるから待っててくれ」
    「本当に死ぬなよ…?」

    なお睡眠不足が解消して効率が上がった結果マジで早めに仕事を片づけたとかなんとか。

    え、この海神群れてるし頼ってるし謀ってるやん?
    自身の三箇条より兄上への心配度が上回っただけなのでどうかひとつよろしくお願いします。
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    now_or_lever

    DONE「御不満ですか?」を題材としたゼウハデ…の筈だったものです。最近の本誌の次男(ネタバレ無し)が好きでつい書いてしまった。末っ子と次男のお話です。兄弟絡みの話はなんぼあっても良いですからね。
    御不満ですか?「こんなときまで兄貴面するんじゃねえよ」
    若気の至りの項目に例文で載るほどの暴挙。直情的な次兄は殴りかかってきた。すぐ上の兄は背筋が凍るほど冷ややかな目を向けてきた。そんな弟たちを静観していた当の長兄は、少しも心乱さずやれやれと肩をすくめていた。

    あれからどれほどの時が経っただろう。
    「やっぱワシ、お兄ちゃんの弟で良かったんだわ」
    「今更かよてめえ」
    椅子が四脚あるテーブルにて、老いた末の弟と機械の体になった次兄が向かい合っていた。向かい合っていた、とすると若干の語弊がある。次兄はテーブルに向かわず明後日の方向を見ていたし、末の弟は持っていたティーカップに視線を落としていた。最終闘争も終結し、もう誰も座ることのないその二脚の椅子に視線を移す。瞼を閉じると「困ったヤツだ」と言いながらも微笑む長兄と凪いだ海のように静かなすぐ上の兄が瞼の裏に浮かぶ。今まさに茶を入れて皆で飲んでいるかのごとく。実際成神してからそのような雰囲気で兄弟全員がただの食卓を囲むことなど数えるほどしか無かったというのに、こんなときに限って記憶は鮮明に戻ってくるのだ。末弟は己のデキた脳味噌を少しばかり疎ましく思った。
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    now_or_lever

    DONE駄菓子屋パロ時空のこじポセです。薄ら両片思い。オリジナル要素が強いので粗筋(https://poipiku.com/3772614/6683664.html)を先にお読みの上お楽しみください。
    それはテーブルの上の二つの麦茶がすっかりぬるくなってしまった頃。

    「坊ちゃんは紙風船で遊んだことはあるかい?」
    盆休みは流石に店を閉めているだろうな、そう思いつつもつい足を運んでしまったいつもの駄菓子屋で、彼にそう問われた。今は夏休みで帰省しているが、急ぎ実家で済ませたい用事が片付いたので散歩がてら立ち寄った。オーナーと将棋に興じつつ奥の座敷で店番をしていた彼と話して小一時間。口下手の自分が提供出来る話題に限界を感じ始め、名残惜しいがそろそろ腰を上げようとしていた矢先の質問だった。
    「存在は知っています…本で…」
    嘘ではない。子どもの頃確か図鑑か何かで見た筈だ。昔の玩具がフルカラーで掲載されたページに、平らに畳まれた状態と、空気で膨らませた姿とを両方目にした記憶がある。自分が実際触ったことのある玩具と言えば、外国のメーカーの、どちらかというと高価な部類に入る知育玩具だった。幼過ぎて脳に残っていないだけかも知れないが、思い返してみても確か弟のおもちゃ箱には紙製のボールは無かった。普通のゴム風船なら腐るほど見たが。
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