生理の重いps、普段はしっかりお薬携帯してるけどその日に限って持ち合わせを切らし這々の体で医務室に向かうものの途中で力尽き座り込んでしまう。ちらちら見てくる学生はいるものの友達いない+人に頼りたくないので助けを求めることも出来ず痛みが和らぐのを待つが全く収まる気配なく、恥を忍んで道行く人に声を掛けるか悩んでいたところ、黒髪ポニテのでかいジャージ女に肩を叩かれる。
「顔色が良くねえ。体調悪いのか?医務室行けそうか?」
痛みに耐えながら状況を説明するps。事態を把握した体育科と思しき女学生が待ってろ、とだけ告げてその場を去る。走って戻ってきたその手にはなかなか巨大な救急バッグ。psの前でそれを開けると沢山の銘柄の痛み止めが入っていた。
「あんたが普段使ってるのがあれば良いんだがね」
psが使ってるのはメジャーなメーカーの薬だったのですぐ見付かる。救急バッグと一緒に持ってきていた白湯入りの水筒を借りてすぐに薬を飲み、暫く座っているとかなり痛みがマシになり何とか自力で歩ける程度には回復した。
「部室のストックだから気にすんなよ。先輩の許可も取ってるし」
謝るpsにお大事にな、とまた肩を叩き去っていく体育科っぽい学生を見送りながらはたと気付く。名前も所属も学年も聞いていないのだと。
気にすんなよと言われたが部費から買っている物を部外者が使ったのは申し訳ない…と差し入れを持って体育会系の部活を虱潰しに探すのを決意したps。とりあえず強豪の剣道部から、と道場を覗く。凄い美人が訪ねて来たので湧き上がる道場。一体誰の彼女なんだ。
「あれ、あの時の。ちゃんと医務室には行けたのかい」
と奥から手を振るでかいポニテ女。お前かよ…と更にざわつく道場。
…という一次創作でやれって感じの百合。これこじポセじゃなくても良くない?