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    now_or_lever

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    now_or_lever

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    百合の日に何か書きたかった+生理の重いぽせちゃんが書きたかった。最早こじポセの原型が無いので粗筋のみ

    生理の重いps、普段はしっかりお薬携帯してるけどその日に限って持ち合わせを切らし這々の体で医務室に向かうものの途中で力尽き座り込んでしまう。ちらちら見てくる学生はいるものの友達いない+人に頼りたくないので助けを求めることも出来ず痛みが和らぐのを待つが全く収まる気配なく、恥を忍んで道行く人に声を掛けるか悩んでいたところ、黒髪ポニテのでかいジャージ女に肩を叩かれる。
    「顔色が良くねえ。体調悪いのか?医務室行けそうか?」
    痛みに耐えながら状況を説明するps。事態を把握した体育科と思しき女学生が待ってろ、とだけ告げてその場を去る。走って戻ってきたその手にはなかなか巨大な救急バッグ。psの前でそれを開けると沢山の銘柄の痛み止めが入っていた。
    「あんたが普段使ってるのがあれば良いんだがね」
    psが使ってるのはメジャーなメーカーの薬だったのですぐ見付かる。救急バッグと一緒に持ってきていた白湯入りの水筒を借りてすぐに薬を飲み、暫く座っているとかなり痛みがマシになり何とか自力で歩ける程度には回復した。
    「部室のストックだから気にすんなよ。先輩の許可も取ってるし」
    謝るpsにお大事にな、とまた肩を叩き去っていく体育科っぽい学生を見送りながらはたと気付く。名前も所属も学年も聞いていないのだと。

    気にすんなよと言われたが部費から買っている物を部外者が使ったのは申し訳ない…と差し入れを持って体育会系の部活を虱潰しに探すのを決意したps。とりあえず強豪の剣道部から、と道場を覗く。凄い美人が訪ねて来たので湧き上がる道場。一体誰の彼女なんだ。
    「あれ、あの時の。ちゃんと医務室には行けたのかい」
    と奥から手を振るでかいポニテ女。お前かよ…と更にざわつく道場。


    …という一次創作でやれって感じの百合。これこじポセじゃなくても良くない?
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    now_or_lever

    DONE「御不満ですか?」を題材としたゼウハデ…の筈だったものです。最近の本誌の次男(ネタバレ無し)が好きでつい書いてしまった。末っ子と次男のお話です。兄弟絡みの話はなんぼあっても良いですからね。
    御不満ですか?「こんなときまで兄貴面するんじゃねえよ」
    若気の至りの項目に例文で載るほどの暴挙。直情的な次兄は殴りかかってきた。すぐ上の兄は背筋が凍るほど冷ややかな目を向けてきた。そんな弟たちを静観していた当の長兄は、少しも心乱さずやれやれと肩をすくめていた。

    あれからどれほどの時が経っただろう。
    「やっぱワシ、お兄ちゃんの弟で良かったんだわ」
    「今更かよてめえ」
    椅子が四脚あるテーブルにて、老いた末の弟と機械の体になった次兄が向かい合っていた。向かい合っていた、とすると若干の語弊がある。次兄はテーブルに向かわず明後日の方向を見ていたし、末の弟は持っていたティーカップに視線を落としていた。最終闘争も終結し、もう誰も座ることのないその二脚の椅子に視線を移す。瞼を閉じると「困ったヤツだ」と言いながらも微笑む長兄と凪いだ海のように静かなすぐ上の兄が瞼の裏に浮かぶ。今まさに茶を入れて皆で飲んでいるかのごとく。実際成神してからそのような雰囲気で兄弟全員がただの食卓を囲むことなど数えるほどしか無かったというのに、こんなときに限って記憶は鮮明に戻ってくるのだ。末弟は己のデキた脳味噌を少しばかり疎ましく思った。
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    now_or_lever

    DONE駄菓子屋パロ時空のこじポセです。薄ら両片思い。オリジナル要素が強いので粗筋(https://poipiku.com/3772614/6683664.html)を先にお読みの上お楽しみください。
    それはテーブルの上の二つの麦茶がすっかりぬるくなってしまった頃。

    「坊ちゃんは紙風船で遊んだことはあるかい?」
    盆休みは流石に店を閉めているだろうな、そう思いつつもつい足を運んでしまったいつもの駄菓子屋で、彼にそう問われた。今は夏休みで帰省しているが、急ぎ実家で済ませたい用事が片付いたので散歩がてら立ち寄った。オーナーと将棋に興じつつ奥の座敷で店番をしていた彼と話して小一時間。口下手の自分が提供出来る話題に限界を感じ始め、名残惜しいがそろそろ腰を上げようとしていた矢先の質問だった。
    「存在は知っています…本で…」
    嘘ではない。子どもの頃確か図鑑か何かで見た筈だ。昔の玩具がフルカラーで掲載されたページに、平らに畳まれた状態と、空気で膨らませた姿とを両方目にした記憶がある。自分が実際触ったことのある玩具と言えば、外国のメーカーの、どちらかというと高価な部類に入る知育玩具だった。幼過ぎて脳に残っていないだけかも知れないが、思い返してみても確か弟のおもちゃ箱には紙製のボールは無かった。普通のゴム風船なら腐るほど見たが。
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