Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    からっこ

    @jh2www

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🍭 🍧
    POIPOI 13

    からっこ

    ☆quiet follow

    進まねぇもの2
    ビリグレだけどビリーは出てこない
    フェイスとグレイが話してるだけ
    倫理観的にどうなのカナ…😅ってなる予定の話

    箱庭-この箱庭の傍観者は何を思うか-

    フェイス・ビームスはその日トレーニングが終わりまだ自主練をすると言うジュニアに程々にね、と残し自室に帰る途中だった
    ふと横目に見た談話室であからさまに悩んでますといった、どんよりとしたオーラを出している同期のグレイ・リヴァースを見つける。

    「……はぁぁ…」
    「……、しょうがないな」

    面倒事は避けたいフェイスだが、6つも年上なのに放っておけない雰囲気を持つグレイを見かけると毎回なんだかんだ話しかけてしまう

    「グレイ?」
    「ひゃっ!?…え、ぁ、ふぇ、フェイスくん…っ!」
    「アハ、どーも。どうしたの?こんな所で溜息なんてついて」

    後ろから名前を呼ぶとビクリっと肩を跳ねさせながら後ろを振り向くグレイの小動物のような仕草にくすりと笑いつつ、落ち込んでいる理由を聞いてみるとグレイはえっと…っと言いづらそうに口ごもってしまう。

    「あー、ごめんね?話したくない事だったら無理に話さなくてもいいからね」

    悩みを人に言いづらいのも理解できるし話したくないことだってあるだろうと思いフェイスはそう告げるとグレイはあわあわと焦りながら謝ってくる

    「ご、ごめんね…フェイスくん、せっかく聞いてくれてたのに…その…言いたくないって言うか…なんていうか…僕の、勘違い?かもしれない、し…って感じで…」
    「勘違い?どういうこと?」
    「え、えと…その、最近…僕なんかにもファンレターをくれる人が出来たんだけど…その…1人だけ…ちょっと普通のファンレターとは違う人がいて…」
    「普通のとは違うって…あー…グレイが好きすぎて恋人面したり結婚してるような行き過ぎた妄想みたいな手紙?」

    昔から良くも悪くも人を惹きつけるフェイスには身に覚えがある内容で何となく思い出した物を言ってみるがグレイはふるふると首を横に振る

    「そ、そういう感じのじゃないんだけど…その…しゃ、写真…が…」
    「写真?」
    「う、うん…その…パトロールしてる最中だったり…オフの日にバディと散歩してる時の写真だったりが…メッセージと一緒に入ってて…」
    「えっなにそれ、ストーカーじゃん」

    グレイの発した内容にマゼンダ色の瞳を見開き驚くフェイスにグレイは胸の前に組んだ指をキュッと握る

    「うっ、ぇ…や、やっぱりフェイスくんもそう思う…?」
    「誰だってそれ聞いたらそう思うでしょ、オフの時の写真なんかまさに、って感じじゃん」
    「うぅ…そうだよね…」

    ガクリと肩を落とし俯くグレイにフェイスは問いかける

    「……ビリーはこの事知ってるの?ビリーに言ったら犯人見つけてくれるんじゃない?」
    「し、知らないと思う…言ってないから…心配かけたくないし…もし、ビリーくんが危険な目にあったらって思うと……じ、自分で何とかしなきゃって…」
    「自分で、ねぇ…それで悩んでたの?」
    「そ、そうです…自分でとは思ったんだけど具体的にどすればいいかとか…全然…」

    はぁ…とまた溜息を零すグレイにフェイスは、んー…っと少々悩む、ここまで聞いといて放って置くのは流石に良心が痛むので、オレンジ色の頭が脳裏にチラついたが一旦無視をしグレイへ話しかける

    「今写真って持ってる?」
    「へ?…っあ…い、一応…今日届けて貰った中にもあったから…」
    「どういうのかちょっと見せて貰ってもいい?」
    「う、うん…?いいけど……これ…」

    グレイがポケットから出てきたのは無地の白い封筒だった、封筒の中には写真が3枚とメッセージカードのようなものが1枚
    見てみると写真はパトロール中と思われる物が2枚ともう1枚は服装からしてオフの日だろう
    どれもグレイをアップで撮っていてあまり背景から読み取れる情報は無いな…とフェイスは観察しながら思う。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭😭😭🙏💯📷📷📷👏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    かも🦆

    MAIKING年の差と処女であることを気にしちゃう🧁ちゃんのお話 (ビリグレ♀)

    未完です!!!!(最重要項目)
    まだ別垢で作品あげてたときのやつ見つけたので供養。いつか完成させたい。まだおせっせしてないから年齢制限は付けません。
    「うぅ...」

    少し前に恋人になったビリーが情報屋の仕事で部屋を空けているとき、グレイは部屋を暗くしパソコンと向き合っていた。
    その画面には【年上 彼女 処女】と検索された結果が映し出されていた。

    「やっぱり...めんどくさいよね、はぁ...」

    【年上彼女はめんどくさい、処女だと尚更】
    【変に期待されるから萎える】
    【やっぱ若い子の方が嬉しい】
    そうしたマイナスの言葉が羅列しており、自分で検索をかけたことを少し後悔しそうになった。
    付き合いたては手を繋ぎ、少し経てばハグやキスもした。そこまで来ると、やはりもっと先に進みたいと思うのが当たり前である。
    ただ、グレイはビリーが初めての友達であり恋人であった。
    先のこと、つまりセックスをしたことがなく25歳になっても処女である自分にコンプレックスを抱いていた。
    さらに、相手は6歳も年下の未成年だ。
    年上で処女、グレイはそれらのことを気にしていたのだ。

    「...だめだ、またネガティブグレイって言われちゃう...でもなぁ、はぁ...」
    「そうそう、ポジティブグレイにならなきゃだめだヨ〜!」
    「ふぇ!?」
    「にひひ、ただいまグレイ♡」
    「お 1867

    mamedaihuku228

    DOODLEマフィアパロ…?9割ジェイのビリグレ、だけどかなり薄いめ。
    全然活かしきれてないけど、自分がマフィアだといえばそうなる!!
    冷酷で冷静にマフィアの仕事をこなすグレイの事を、堅気に戻ってほしいとこっそり願って見守るジェイ。久々過ぎて文章が難産過ぎたけど、書きたい所だけ書いた感じです(笑)
    本編だけなく、あらゆる世界の可能性を見出してくれる…ありがとうエリオス!!!
    マフィアパロ? 僕は、今日からドンの影です。

     そう言ったヘーゼルの瞳の青年は、いつしか言葉通りドンの影となった。

     陽射しも穏やかで、微睡むような昼下がり。ジェイは最近見つけたお気に入りの海辺のカフェで、ゆっくりと珈琲とドーナツを楽しんでいた。一見すると何処にでもいそうな男性市民であるが、裏の顔はニューミリオンで名を馳せるマフィアのドンだ。そんな物騒な名前を背負っているので、本来なら護衛を付けて外出するのが正解なのだが、ドーナツ一つを買うのに黒塗りのベンツを用意して、厳しい顔をした護衛をカフェにまで連れ回すのは気が引けるし、このゆっくりと時間が流れるような穏やかな店に如何にも堅気ではない男たちでテーブルを埋めるのは気の毒だ。何よりも、ジェイ自身が一人で出掛けたい気分であったのだ。たまにはマフィアのドンという姿を脱ぎ捨てて、ニューミリオンとドーナツをこよなく愛するジェイというただの男に戻りたい時もある。いつものパリッとしたスーツもコートも脱いで、シャツとボトムスとサンダルを穿けばあっという間だ。
    1246