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    yu___sayu

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    yu___sayu

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    半分実話、半分捏造のハンウォロっぽいなにか

    ハンウォロ?面白そうな奴を見つけた。
    地球でパトロールをしていた時、要請に応えてカバルの採掘現場制圧中にふと視界に入ったそいつ…ウォーロックは辺りをキョロキョロと見回しては敵を見つけて撃って、誘導爆撃の赤いライトが降り注ぐと驚いたのか猫のように飛び上がり急いで逃げては敵を淡々と撃つ。

    装備は見ていてなんだか懐かしいというよりも、昔一緒にガーディアンとして目覚めたダチのウォロが新参者だった時に着ていた物とそっくりだ。同期のウォロと姿が重なって見えたそいつをついつい目で追ってカバル印の鉄団子に潰されかけたりしたものの、無事に制圧は終わった。

    報酬を貰って強い装備が出たのかすぐ新しいのを身に付けるそいつを俺はまだ眺めている。そして遂に哀れにも俺の視線に気付いたウォロは自分が見られているのかと他のガーディアン達を見た後、俺に視線を戻して気まずそうに体をもにょもにょと揺らしている。
    そんなウォロに一歩近づく。するとビクッとしてウォロも一歩退く。今度はずんずんと大胆に近付けば、怒っていると思われたのかウォロはしゃがんで頭を下げながら後退する。
    ならばと俺もしゃがんで変わらずずんずんと近寄る。暫く一進一退の攻防を続け、ウォロは倒木の下へ潜り込んで困惑しながらもこちらを見つめていた。
    次に俺はウォロの視界から外れるようにしゃがんだまま動いた。ウォロが振り向こうとするがその視界に入らないように俺は移動し続けた。しまいには一緒にその場をぐるぐる回るような状態になっていて、ちらっと見えたまだこの場に残っていたであろうタイタンが何をやっているのかと呆れた様子で見ている。
    目が回ったのか諦めて止まったウォロの視界に再び入る。彼の顔はヘルメットで見えないが、何となく怯えているのだろうことはわかる。俺は面白くて堪らなかった。そして何かジェスチャーしようと手を動かした瞬間、凄まじく速い動きでゴーストを呼び出し目の前から消えた。
    船を呼んでいないという事は別の場所へ移動したのだろう。
    遊んだ詫びとして一杯スパイシーラーメンを奢ろうとしたのだが、恐怖と混乱で満たされた彼の頭は逃げるのに精一杯だったのだろう。
    恐らく移動したであろう場所、応援要請が発信されていた場所に行けばすぐ見つかるだろう。ガキの頃おもちゃを与えられた時のようにはしゃぎそうになるのを抑え、ゴーストに次の目的地へ移動するよう伝えた。

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