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    yu___sayu

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    yu___sayu

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    両片思いのウォロハンウォロっぽいやつ
    ウォーロック(エクソ)
    ハンター(人間)

    今日も相棒でいるお前一目見た時から好きだった。それまで一目惚れだなんて言葉は信用していなかったし、これから先も縁が無いと確信してさえいた。しかしどういう事だろうか。初めて彼に会った時から機械で出来た心臓は唸り、回路があっという間に熱くなり、センサーは彼の情報で埋め尽くされた。視界から外し離れたとしても彼の存在は私の中に鮮明に焼き付いている。
    これが恋だと知れば行動は早いものだ。チームを組んでもらうよう頼み、任務や訓練をこなした後は共に食事を取りながらその日の活躍を誇らしげに語り、時には新しく覚えた踊りを披露したり何気ない会話で時間を潰す。それらを繰り返すうちに相棒と呼び合う程の関係になっていた。これはとても嬉しい状況になったが同時に苦しい状況にもなっていた。
    私はエクソであり、彼は人間である。そして同性でもあった。今となっては同性で恋仲になる人々も多くなったが、彼もそうだとは限らない。体の作りも全く違う。受け入れてくれる可能性は絶望的だろう。何よりも彼に嫌悪的な目と否定の言葉が投げられるのが怖かった。この煩くも賑やかな時間を、彼との時間を呆気なく失ってしまうのが恐ろしかった。
    今日も隣で笑うお前は、私の気持ちなぞ露程も分からないだろう。




    めっっちゃくちゃ好きだ。
    今までは可愛い女を追い掛けては頬を引っぱたかれて懲りずに次の女のケツを追っかけてた俺が、この柔らかさとは縁のない全身鋼鉄男に恋をするなんて!
    最初は有り得ないと頭を抱えて空を仰いだ。でも初めて会った時から俺はアイツに釘付けになって…言うなれば一目惚れしてしまった。物静かで居心地が良くて、何か説明してくれる時の声が低音で穏やかで、けれどたまに聞こえる小さな笑い声が可愛いくて…思ったよりノリも凄く良いし!知れば知るほど好きなとこが増えていった。
    俺から何度もアプローチして行動を共にして、幸いかな相手からもチームに招待されてを繰り返し俺らは相棒と呼べるほどの仲になった。
    本当はそれ以上の関係になりたい。けれど、きっと無理だ。エクソと人間だから無理とかじゃなく、コイツは俺をただの相棒と思っているに違いない。こんな良い奴が、俺みたいな女の尻ばっかり追っかけてる奴と釣り合うはずがない。そうして俺は己の気持ちに蓋をして、二度と開かないように奥底へと押しやった。
    今日も隣で話を聞いてくれるこいつは、今何を思っているんだろう。
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