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    marumaru_moruo

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    marumaru_moruo

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    ※結局イチャイチャかよ!
    (煉i炭)

    【犬もくわない彼らのアレソレ】※キ学卒業後お付き合い。同棲済未入籍rutn


    仕事が終わった平日の夜、💎や🌊、🍃などいつものメンバーとは異なる旧友に帰宅路で偶然出会い、そのまま飲み屋へなだれ込んだ🔥。
    懐かしい話に花を咲かせてほろ酔い気分で帰宅すると、
    いつもは玄関までお迎えに来てくれる🎴が来ないので、酔いのせいでうまく働かない頭ながらも「???」となる。
    (もう寝てしまっただろうか)
    時間を確認すると午前0時少し前。
    寝ていてもおかしくない時刻であることに気付いて、寂しさもあるが仕方なし、暗い廊下の電気を付けリビングへ。

    扉を開けるとテレビ前の大きめなソファに外ハネの赤黒い髪が見える。
    よもや寝室へ行く前に寝てしまったのか、
    幼い寝顔を想像してソファへ近づいたが、顔を覗き込むとそこには般若のような表情の🎴がいた。

    ?????

    自分は何か彼の逆鱗に触れることをしただろうか、、?
    少し前、興味本位でキッチンに立ち、卵3つとテフロン加工のフライパンをダメにしたときよりも恐ろしい顔をしている。
    理由は分からないが🎴がありえないほどにお怒りな空気を察し、すでにアルコールは7割程揮発した。

    (今朝見送りをしてくれた時はいつもと変りなかった、)
    (遅くなることは連絡を入れたはずだし、)
    (一昨日頼まれたお使いも忘れずに買い揃えた、)
    (帰り道にこっそり焼き芋を買っているのがバレてしまったが、今度は一緒に食べましょうねと笑ってくれていたしな、、)
    懸命に記憶を辿るが何一つ思い当たらず
    🔥がお通夜のような面持ちで虚空を見つめていると

    「れん/ご/くさんのうわきものーーー!!!!!」

    般若🎴が🔥に向かって大きく叫んだ。

    「どこってたんですかこんな時間まで!!!」
    「連絡も繋がらないし!ぎ/ゆ/うさんやう/ず/い先生はいつも通りの時間に帰ったって言うし!!!!」
    「それなのに無断で酔っ払って帰ってくるなんて!!れ/ん/ごくさんのばか!!うわきもの!!ぜったいにゆるしません!!!」

    🎴の怒りの勢いに驚き呆気に取られていると
    「れ/ん/ごくさんなんてもうしりません、今日は一人で寝てください」
    そう言うと、状況を理解できず置いてかれている🔥を他所に、🎴はソファの上で膝を抱えたままプイッと背を向ける。

    (後ろ姿も可愛らしいなぁ、、)
    あと数%残ったアルコール成分で呑気なことを考えたが、言われっぱなしにしておけない点を見つけて、慌ててポケットからスマホを取り出す。

    「誤解だ!!俺は君にしっかりと連絡を、、!」
    入れている、と続ける前に、手に持ったタブレットが全く反応しないことに気づく。
    ひとつ、己の認識と異なるものに気づいてしまうと、室内に充満する🎴の料理の香りや、テーブルのでラップをかけられた夕飯、グスグスと鼻を啜る声.....
    脳が一気に情報を拾い始め、
    (視界が晴れるとはこのことか....不甲斐なし..)
    そう眉間を抑える他ない29歳、煉/獄🔥杏/寿/郎。


    鬼のようにお怒りだと思っていた彼が泣いている、愛しい少年が、自分のせいで涙を流している
    「すまないた/んじろ/う!!!恋人として不甲斐なし!!!!!!」
    背中から勢い良く抱きしめると うわっ、と小さな悲鳴が上がった。
    「すまない...遅くなると連絡を入れたつもりだったんだがスマホの充電が落ちていて.....」
    確認もできない、不甲斐なし、
    🔥が本日数回目の不甲斐なさを痛感していると、腕の中の愛しい生き物がもそもそと動きこちらへ顔を向ける。

    「.......なにしてたんですか」
    「大学時代の友人と偶然会ってな、夕飯を一緒に、」
    「....何食べたんですか」
    「......すまない、君が作ってくれた夕飯ももちろん頂く、」
    「れん/ご/くさんのばか」
    「返す言葉もない...」

    🎴の目尻の涙を拭って口づけて、まろい頬に頬ずりしながら抱き締める。
    つん、としていた🎴の周りの空気が ジワジワ溶けてもたれ掛かってくるのを感じて、🔥は顔がニヤけそうになるのを何でもないフリで耐えている。

    🎴はまだ半分くらい拗ねている。
    それでも、少し唇が尖っていて眉間がキュ、と寄っているところを見るとこれは恐らく..

    それなりに長い時間を一緒に過ごす中で分かってきた彼の甘えたい瞬間とサイン、気を許してくれているからこその感情的な言葉さえ愛しく思いながら、
    もそもそ、と落ち着き無く腕の中で動く少年の髪を撫でるとピクッと肩が跳ねた。

    「た/んじ/ろう、たん/じ/ろう」
    「..ッ」

    ずるい大人の男は少年の名前を呼びながら擦り寄る。

    🔥の胸に鼻を埋めて、スンッと鼻を鳴らす🎴。
    「....大事にしてくれないと許してあげませんから、」
    まだ怒ってますからねと潤むジト目の奥に期待の色をくみ取って
    「精一杯努めさせて頂こう」


    二人は寝室へと消えていった。

    👐🏻👐🏻👐🏻👐🏻
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