「ジュリアはきっと、天国にいくの!」
「…………あ、そうなんだ」
突然目の前でくるくる回り、楽しそうにそんな事を言った僕の契約者
どうしてこの子は8歳なのにこんな事を言い出すんだ 僕が悪いって言うのか おい
「あのね、ジュリアってずっとがんばってるからねえ ジュリアがおばあちゃんになったらね、きっと天国からおむかえがきてくれるの」
…ジュリア、死ぬっていうのはね 案外あっけないのさ!!(破天荒人生)(狭心症で死亡)
なんて言えるはずもなく
「…へえ〜〜〜………」
しか言えなかった。
だって、ジュリアの扱いって本当に分からないし 僕が言うのもなんだけどこの子ホントに変な子だな
「でもジュリアがおばあちゃんになっちゃっても、せんせいはずっとわかいままなんだよね?」
「…あ確かに、じゃあ僕は…
…じゅ、ジュリアが死ぬまで面倒見なきゃいけないってコト?!」
「だってせんせい、ジュリアのパパなんだもん」
「…パパて……
…てか僕、ジュリアは死なせるつもり無いんだけど」
「せんせい…!今のすごいカッコイイ…!」
…手滑って失敗してヤッべ〜ゾンビになっちゃったら、天国に行けなくなるし怒られるのかな……。