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    猫山猫田

    @memekokko5

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    猫山猫田

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    ゾ/ロがカル/デアに召喚される(迷い込む)話。
    (マスターとダ・ヴィ/ンチちゃんのみ、ゾ/ロの出番なし)

    刀を三本携えたセイバークラスの海賊「海賊?村上水軍的な?」
    つい先程召喚されたサーヴァントのデータのその一文に思わず首を捻る。シンプルな服装は既にカルデアにいる海賊たちと雰囲気がかけ離れており、なんなら持っている武器の所為で侍だと思っていた。

    「いや。純粋なカリブの海賊とも言えないが、まず見た目も名前も日本人じゃなかっただろう?」
    確かに、と頷く。バッチバチと金に弾けた召喚サークルから人影が現れた時1番目を引いた緑の髪は黒髪黒目が一般的な日本人の特徴ではなかった。
    ……緑の髪といえば、と俵を担いだアーチャーが頭を過ぎり、多種多様な日本出身のサーヴァントが思い起こされる。日本人って何だったっけ?

    なにやら深みにハマり込みそうだったところでダ・ヴィンチちゃんに続きを促された。重要なのはそこではないらしい。困り顔で微笑む姿にまたもや面倒事かと気を引き締めた。
    名前、クラス、ステータス……そして、言わんとすることが分かった。

    「…………迷子?????しかも異世界からの??????」
    注釈の付けられた全く知らない単語が並べられていることから世界の常識さえ違うらしい。
    「本人は迷子だなんて認めてないけどね。散歩してたらいつの間に、だってさ。清姫にも同席してもらったから嘘は言ってないよ」
    「ならサーヴァントじゃないってこと?でも、召喚サークルから出てきたしパスは、うん、繋がってるよ?」
    「ああ、そこは安心してくれ。こちらの状況も自分がどういう存在かも理解しているらしい。その上で手を貸してもいいとも言ってくれたよ」
    「え?いいの?」
    まさかの快諾に驚いた。迷子という自覚がなくとも早く元の場所に戻りたいと思わないのだろうか。
    「もちもん、君が今考えていることも聞いたとも。返答は問題ない、とのこと。あれは隠してるとかではなく本当にそう思っていると見ていいだろう。ならば遠慮なく存分に力を借りようじゃないか」
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